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#830 「伝えました」では意味がない。

執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
RE/MAX GOOD.
7月26日
読了時間: 2分

こんばんは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。


不動産のお仕事を続けていると、上手くいった嬉しい思い出ばかりではなく、ふとした時に思い出しては「あそこは、もっとこうできたんじゃないか……」と胸がギュッと締め付けられるような、忘れられない出来事があります。


その日は、お客さまがご自身がネットで見つけてこられた、ある物件を見に行きました。

ですが、事前にお話を聞かせていただいていた内容と照らし合わせてみると……どうしても私の中でいくつか見過ごせない「気になる点」があったんです。

もちろん、私はプロの不動産屋として、その場で感じた懸念点を包み隠さず正直にお伝えしました。

「ここは少し気になりますね」「こういった点、将来負担になるかもしれません」と。

ですが、一度胸が高鳴ったお客さまの「どうしてもここに住みたい!」という強いお気持ちは変わりませんでした。私の説明も「分かりました」と受け止めてくださり、そのまま契約へと進むことになったんです。


しかし、それからいくつもの課題が次々と見つかってしまったのです。それを解決するために、お客さまには想像以上の時間と費用がかかってしまうことになりました。

お客様は今も前を向いてくださっていますが、最近になって、ふと立ち止まった時に

「あの時、もっと違う伝え方はできなかっただろうか。」


どれだけ言葉を重ねて「伝えた」つもりになっていても、相手の心にちゃんと届いて、リスクの重みが「伝わって」いなければ、伝えていないのと同じなんですよね。

「佐藤さんがそこまで言うなら、一度立ち止まって考え直してみようかな」と思っていただけるくらい、相手の未来に寄り添った言葉の温度で、もっと深く届ける努力ができたんじゃないか。そう思うと、悔しさと申し訳なさで胸がいっぱいになります。


不動産の仲介という仕事は、ただ書類を整えて鍵を渡す仕事ではありません。 その先にあるお客さまの何年、何十年という長い暮らしと笑顔にまで、しっかりと責任を持たなければいけないんだと、痛切に教えられました。


この苦い経験と反省を心に深く刻み込んで、これからも自分を頼ってくださるお客さまの笑顔と未来を守るために、誠心誠意の「おせっかい」を届けていきたいと思います。

不器用な私ですが、失敗からも逃げずに、一歩ずつ成長していきます。

 
 
 

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