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#773 字は下手くそ、でも心は込めて。

執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
RE/MAX GOOD.
5月30日
読了時間: 3分

おはようございます。RE/MAXGOOD.の佐藤です。


最近の私の密かなマイブームであり、大切な習慣になりつつあるのが、「手書きでお礼のお手紙を書く」ということです。

お預かりしていた物件のご報告、新しく出会ったお客様へのご挨拶、あるいは日頃からお世話になっているパートナー企業の方々へ。これまではメールやLINEでサッと済ませていたようなちょっとした感謝のメッセージを、最近はあえて手書きの手紙を書いています。


私は昔から自分の書く「字」にまったく自信がありません。お世辞にも「綺麗な字ですね」と褒められるようなものではなく、どちらかと言えば不器用さがそのまま形になったような、少しクセのある下手くそな字です。

今の時代、パソコンやスマートフォンを使えば、誰でも一瞬で、寸分の狂いもない完璧に美しい文字の文章を作ることができます。修正も簡単ですし、印刷すれば何十人、何百人にだって一瞬で同じメッセージを届けることができる。効率やスピードという面から見れば、手書きの手紙なんていうのは、圧倒的に「非効率」で無駄な作業に見えるかもしれません。

それでも、ペンを走らせる時間が、そして楽しくなっているのです。


キーボードで「ありがとうございます」と打ち込むとき、そこに費やす時間はわずか数秒です。でも、白い紙を目の前にして、ペンを握り、お相手の顔を思い浮かべながら「あ、りが、とう……」と一文字ずつ。そこには確実に、その人と向き合う時間が流れます。

「最近お体の調子はどうだろうか」 「この前の内見のとき、あのリビングをすごく気に入ってくださっていたな」


そんな風に、お相手の体温や表情を想像しながら文字を書いていると、下手くそな文字の一画一画に、自分の「想い」がじわじわと染み込んでいくような気がするのです。

私たちが扱っている「不動産」や「家」というものは、効率よく右から左へ横流しするような単なる『モノ』ではありません。そこには必ず、売る人の想いがあり、新しく暮らす人の人生があります。だからこそ、それをお繋ぎする私自身の仕事も、決して効率や数字だけで割り切れるようなものにはしたくないのです。


綺麗に整った印刷の文字よりも、少し歪んでいても、一文字ずつ丁寧に、一生懸命に書かれた下手くそな文字の方が、不思議とお相手の胸に真っ直ぐ届くことがある。20年間、現場で泥にまみれて手を動かしてきた私には、そんな泥臭いやり方のほうが、どうしても性に合っているようです。

今日も一枚、想いを込めてポストへ投函します。便利なスピード社会だからこそ、立ち止まって文字を紡ぐ。そんな少しおせっかいで不器用な誠実さを、これからも大切にしていきたいと思います。


それでは、今日も皆さんにとって、温かい繋がりに満ちた素敵な一日になりますように。

 
 
 

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