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#772 現実を目の当たりに

  • 執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
    RE/MAX GOOD.
  • 2 日前
  • 読了時間: 3分

おはようございます。RE/MAXGOOD.の佐藤です。 昨日、ある工事中の大手ゼネコンが手掛ける大規模マンションの現場へ、所用があり足を運んでいました。

今、建築業界は非常に深刻な状況に直面しています。ニュースでも断続的に報じられている「ナフサ(粗製ガソリン)不足」などの影響により、世界的な規模でプラスチックをはじめとする建築資材の供給が滞っているのです。

その結果として、私が普段主戦場にしているような、地域に根差した注文住宅や戸建ての現場からは、あっという間に建築資材が消えてしまいました。

パイプ一本、養生材一つ満足に手に入らない。今、多くの工務店や建売住宅の現場がストップを余儀なくされ、たくさんの職人さんたちが「働きたくても働けない」という、事実上の休業状態に追い込まれています。


私自身、20年間現場で職人として汗を流してきた人間です。現場が止まることが、職人さんたちやそのご家族の生活にとってどれほど死活問題か、彼らの焦りは痛いほどよく分かります。だから、昨日訪れた大手のマンション現場の光景を目にしたとき、複雑な感情が湧き上がってきました。

街の小さな現場では喉から手が出るほど欲しいシンナーも、塩ビのパイプも、現場を保護する養生材も、そこには信じられないほど「潤沢」に揃っていたのです。何事もないかのように、いつも通りに淡々と、そして活気よく現場が動いていました。


「やっぱり、こういうことなんだな」


これが、今の社会の縮図であり、流通のリアルな現実なのだと、突きつけられた気がしました。資本力があり、圧倒的な発注量を持つ大手の企業には、こういう危機の局面でも優先的に物資が流れていくルートがある。一方で、どれだけ誠実に、地域のお客様のために1棟1棟を丁寧に造ろうとしている小さな工務店や職人たちには、最後の最後まで物資が回ってこない。

正直者が馬鹿を見る、とまでは言いたくありませんが、この「規模の差」だけで生まれてしまう圧倒的な理不尽さに、元職人としても、一人の経営者としても、やりきれないモヤモヤとした思いが残りました。


世渡りが上手で、大きな波に器度よく乗れ者が勝つのは、ビジネスのルールとしては正解なのかもしれません。

でも、私はそんな厳しい時代だからこそ、調子良く立ち回るような生き方はしたくない、と改めて強く思いました。資材が届かずに困っている地元の職人たちの顔、そして「家が建つのを心待ちにしている」お客様の顔。そういう一人ひとりの「顔が見える関係」を何より大切にしたい。

この厳しい冬のような時期を、地域の仲間たちと共にどう乗り越え、お客様に本当の安心を届けていくか。これからも不器用ながらに真っ直ぐ、おせっかいに知恵を絞り続けていきたいと思います。


それでは、今日も皆さんにとって、大切な足元をしっかりと見つめられる良い一日になりますように。

 
 
 

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