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#810 お互い様

  • 執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
    RE/MAX GOOD.
  • 1 日前
  • 読了時間: 3分

おはようございます。RE/MAXGOOD.の佐藤です。


今年例年に比べてしっかりと梅雨らしい梅雨ですね。現場の段取りや天候の先読みに頭を悩ませていたのですが、ふと、自ら現場で作業していた頃の記憶がよみがえってきました。


着工の初日から雨。 建築の現場には、絶対に雨に降られたくない「肝になる作業日」というものがいくつかあります。基礎を作るための地面の「掘削(くっさく)」、形を固めるための「生コンクリートの打設(だせつ)」、そして建物の骨組みを一気に組み上げる大一番の「上棟(じょうとう)」…。なぜか肝になる作業日タイミングのすべてに、狙い澄ましたかのように雨が重なることがあります。


そんなある日、お施主様が現場に足を運んでくださり、申し訳なさそうな顔でこうおっしゃったのです。

「いつも雨の中ありがとう。なんだか私たち、日頃の行いが悪くてずっと天気が悪いのよね…。職人さんたちにこんなに大変な苦労をかけちゃって、本当にごめんなさいね」

と心を痛めていらっしゃいました。

その言葉を聞いて、思わずこう返しました。

「いえいえ、滅相もないです!僕ら職人の日頃の行いが悪いから、こんな天気になってお施主さんに迷惑をかけちゃってるんです。こちらこそ、本当にごめんなさい!」


すると、それを聞いたお施主様は、「ふふっ、じゃあ、お互い様ね!」 と笑ってくださったのです。

「お互い様」

その温かい言葉の響きに、私たちはどれだけ救われたか分かりません。天候という、人間の力ではどうにもできない自然のトラブルのなかで、お互いを責めるのではなく、むしろ思いやり合って笑顔を交わす。あのとき、みんなの心が一つに引き締まったのを今でも覚えています。


今、私は現場で汗を流す立場から、不動産エージェントとしてお客様に伴走する立場に変わりました。家づくりや不動産の取引には、時に予期せぬトラブルや、自分の力ではコントロールできない状況が起こることもあります。理屈や段取り通りにいかないことだってあります。

そんなとき、ただの「業者とお客様」というドライな関係であれば、不満やギスギスした空気が生まれてしまうかもしれません。

だからこそ、私は「おせっかい不動産」として、言葉の温度を大切にしたいのです。 お互いにリスペクトし合い、困ったときには「お互い様」と笑い合って手を取り合えるような、そんな人間味のある信頼関係を築くこと。それこそが、何よりの安心に繋がると信じています。


あの雨の現場の経験は、今の私のホスピタリティに繋がっています。

どんな条件でも、心にはいつも、あの「お互い様ね」の温かい笑顔を忘れないように誠実な段取りを進めてまいります。


それでは、今日も皆さんにとって素敵な一日になりますように!

 
 
 

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