#891 思い込み?

おはようございます。 RE/MAX GOOD.の佐藤です。
建築のご相談をお受けする中で、お客様から本当によくいただくお話があります。
「工務店で建てたほうが、大手ハウスメーカーより安く済むんですよね?」
こう思われている方が非常に多いのですが、実は一概にそうとは言えません。
大手ハウスメーカーは展示場や広告宣伝費が上乗せされる一方で、部材の大量仕入れによって原価を大幅に安く抑えられる強いメリットがあります。一方で工務店には、小回りの利く柔軟さや現場に密着した丁寧さがあります。どちらにも一長一短があり、単純な「高い・安い」だけでは測れないんですよね。
そしてもうひとつ、打ち合わせの中で私からよくお伝えしていることがあります。
それは、「設備のグレードを上げることだけが、幸せな家づくりではない」ということです。
例えば、最新機能がついた高級キッチンのグレードをひとつ上げたからといって、日々の暮らしが劇的に豊かに変わるかというと、必ずしもそうではありません。
建てた直後の満足感や高揚感は確かに高いかもしれません。しかし、数年も経てばその感動は少しずつ日常に馴染み、落ち着いていくものです。
家の本当の価値とは、豪華な設備や建築費用の高さではなく、「自分たちのこれからの暮らしや、将来の資金計画に無理なく合っているかどうか」なのだと私は思っています。
キッチンが標準仕様であっても、壁紙(クロス)がコストを抑えた量産品であっても、全く問題ありません。 間取りの工夫や光の採り入れ方、空間の見せ方ひとつで、住み心地や見栄えはいくらでも良く、そして温かいものにできます。
無理なローンを組んで高級設備を入れるよりも、将来にわたって家族が笑顔で、安心して暮らせる資金バランスを保つこと。
元職人として現場の裏表を知る私自身、お客様と家づくりに向き合う時はこの「暮らしの身の丈に合わせた本質」を一番大切にしながら、一緒に知恵を絞って考えるようにしています。
家づくりは、家族の未来をつくること。 これからも目に見えるスペックだけに惑わされず、お客様の「本当の暮らしやすさ」に寄り添った提案をしていきたい。
それでは、今日も皆さんにとって素晴らしい一日になりますように!
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