#822「大安」だけど「三隣亡」

おはようございます。RE/MAX GOOD.の佐藤です。
カレンダーをめくってみると、今日は気持ちの良い「大安」。お祝いごとをしたりするにはぴったりの吉日です。でも実は、建築の世界に生きる人間にとって、今日の暦にはもう一つ気にしなければならない事があります。 それが「三隣亡(さんりんぼう)」という日です。
一般的にはあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、私たち建築業界では昔からよく知られている暦の一つなんです。「三軒隣まで滅ぼす(災いを及ぼす)」というちょっと恐ろしい言い伝えがあって、「この日に建築の棟上げ(上棟)や柱建てをすると、後に近隣を巻き込む大火事を起こす」なんて言われてきました。
もちろん、今の時代に科学的な根拠があるわけではありません。
ただ、長らく建築職人をやってきた私としては、こうした昔ながらの習わしって、単なる迷信というよりも「大切な家づくりに関わる周りの人たちへのおもいやり」から生まれたものなんじゃないかなぁ、と感じています。
「大安だから縁起が良いと思って上棟の予定を組んだら、実は三隣亡も重なっていた……」
実はこれ、意外とよくある落とし穴なんです。大安と三隣亡がバッティングすることって珍しくありません。
ご自身が「うちはそういうの気にしないから大丈夫!」と思っていても、ご近所に昔からの習わしを大切にされている年配の方がいらっしゃったりすると、ちょっと心配になってしまうこともありますよね。「あそこのお家、三隣亡に上棟しちゃって大丈夫かしら……」と、これから長く暮らす街で最初からご近所さんにモヤモヤした気持ちを持たせてしまうのは、すごく勿体ないことです。
ちなみに、今月はなんとこの三隣亡が3回もあるんです。
だからこそ、これから家づくりを計画されている方や、棟上げの段取りを考えている方は、「大安だから安心!」とすぐに決める前に、ぜひ一度カレンダーの隅っこをチェックしてみてくださいね。
理屈やスケジュール通りにサクサク進めることだけが、良い家づくりではありません。最初から最後までお互いに気持ちよく、笑顔で「お互い様」と付き合っていけるような安心の段取りを整えること。それも、私が「おせっかい不動産」として大切にしたいホスピタリティの一つです。
ちょっとした暦の知識ですが、これからのお家探しの参考にしていただけたら嬉しいです。
それでは、今日も皆さんにとって素敵な一日になりますように!
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