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#802 気遣いと思い込み

執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
RE/MAX GOOD.
6月28日
読了時間: 3分

こんばんは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。

先日、工事が進んでいる現場へ進捗の確認に行ってきました。

現場に到着し、職人さんたちとひと通りやり取りを終えたときのことです。職人さんが、コンビニの袋からブラックコーヒーを取り出し、「どうぞ」とに差し出してくれました。


実は私、昔はそれこそブラックコーヒーばかりを好んで飲んでいたんです。 その職人さんは、私のその過去の好みをずっと頭の片隅に覚えていてくれていました。

その気持ちが、もう何よりも嬉しかったです。大人になって、自分の何気ない趣味嗜好を誰かが覚えていてくれるのは、とてもありがたくて心が温まりました。

ただ、ここにはちょっとした「裏話」があります。 実は私、少し前に体調を崩してからは、体調管理のためにコーヒーをほとんど飲まなくなっていたのです。

もちろん、その場では職人さんの温かいお気持ちを最優先にして、「ありがとうございます!」と本当にありがたく、美味しくいただきました。


それと同時に、深い気づきをいただいたのです。

「相手のことをよく覚えておくこと」は、人間関係や接客において間違いなく素晴らしいことです。私自身も「おせっかい不動産」として、お客様の好み、過去にお話ししたディテールは常に頭に叩き込むよう心がけています。

でも、人の状況や環境、そして体調は、時間の経過とともに変わっていくものです。

昔はそれが大好物だったとしても、今は控えているかもしれない。 良かれと思って先回りしたはずの行動が、状況が変わった今の相手にとっては、少しだけ気を遣わせるものになってしまう可能性だってある。


だからこそ、過去のデータだけに頼るのではなく、目の前のシーンでは一言、 「今日はお飲み物、何がいいですか?」 「今も変わらず、ブラックで大丈夫ですか?」 と、今の相手に確認する「手前のひと手間」が本当は大切なのだと、深く勉強になりました。

「きっとこうだろう」という思い込みは、時にどんなに善意であっても、相手とのズレを生んでしまうことがあります。


これって、不動産やリフォームのご相談を受けるときも、まったく同じことが言えますよね。 「前はこう言っていたから」「この年齢の方ならこれが使いやすいはずだから」と、こちらの経験則や思い込みだけで段取りを決めてはいけない。

常に「今」のその方が何を求め、どんな状況にあるのかを、一言丁寧に問いかけながら確かめていくこと。それこそが、本当に寄り添うということであり、本当のホスピタリティ(おせっかい)なのだと思います。

私の好みを覚えていてくれた職人さんの優しさに心から感謝しつつ、いただいた気づきを自分のお客さまへの向き合い方に、しっかりと活かしていこうと思います。

 
 
 

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