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#768 最後の一押しよりも大切な、毎日の基礎工事

執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
RE/MAX GOOD.
5月25日
読了時間: 3分

おはようございます。RE/MAXGOOD.の佐藤です。

5月も終盤に差し掛かり、月末が近くなってくると、SNS特にXでは「ラストスパート感」の強い、少し熱を帯びた営業投稿を目にする機会が増えてきます。

「今月末までの特別キャンペーンです!」 「今月あと〇棟で目標達成なんです。どうか助けてください!」

ビジネスである以上、毎月の数字を追いかけ、目標を達成するために必死になるのは当然のことだと思います。そのために最後の力を振り絞る同業の方々の姿を、否定するつもりはまったくありません。経営者として、売上を作ることの重要性は私も身に染みて分かっているからです。でも、そうした「今だけ!」と急かすようなメッセージを見るたびに、私は毎回、少しだけ立ち止まって考えてしまいます。


「自分は、こういう営業がしたいのだろうか」と。


不安を煽って決断を急がせたり、こちらの都合(ノルマ)をお客様に押し付けたりするやり方は、どうしても自分の性分には合いません。

それよりも、何でもない普通の日に、普段の何気ない発信や関わり合いの中で、「この人なら、こちらの話をちゃんと最後まで聞いてくれそうだな」「この人になら、格好つけずに本音を話しても大丈夫そうだな」と、心から安心してもらえる存在でいること。そっちの方が、私にとっては遥かに価値があるように思えるのです。


これは、私が不動産業界においてはまだまだ駆け出しの身でありながら、その前身として20年間、現場で職人として家を造り続けてきたからこその感覚なのかもしれません。

家づくりにおいて、最も重要なのは「完成間近のラストスパート」ではなく、最初に行う「基礎工事」です。どれだけ最後の仕上げを綺麗に飾っても、土台がグラグラであれば、その家は長持ちしません。

営業という仕事も、これと全く同じではないかと思っています。

契約をとるための「最後の一押し」や、その場限りの上手なトークなんていうのは、表面上の飾りに過ぎません。本当に大切なのは、そこに至るまでに、どれだけお客様の不安に耳を傾け、どれだけ嘘のない誠実な対話を積み重ねてこられたか。

その「目に見えない基礎工事」の大きさが、最終的な信頼という形になるのだと信じています。


器用に世渡りをして、数字を右から左へ右肩上がりに伸ばしていくような『スマートな敏腕営業マン』には、私は逆立ちしてもなれません。

でも、職人あがりの泥臭さで、お客様が10年後、20年後に「ここにして本当に良かった」と安心して暮らしていける、そんな頑丈な安心の土台を一緒に築くことはできます。


焦らず、急かさず、今日も目の前の一人ひとりと真っ直ぐに向き合うこと。その小さな積み重ねの先にしか、本当の信頼はないと信じて、今日もコツコツと自分の仕事を全うしたいと思います。

それでは、今日も皆さんにとって、良い一日になりますように。

 
 
 

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