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#745 視線の先を感じ取る

  • 執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
    RE/MAX GOOD.
  • 1 日前
  • 読了時間: 2分

こんばんは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。 不動産という人生の大きな買い物において、お客様が口にされる「大丈夫です」という言葉の重みを、私はいつも慎重に受け止めています。

物件案内を終え、いよいよ決断の時。「大丈夫です、ここで進めてください」と仰るお客様の表情が、どこか晴れないことがあります。言葉では納得されているように見えても、ほんのわずかな声の震えや、視線の揺らぎから、心の奥底にある迷いを感じ取ってしまうのです。


効率や数字を優先する不動産業界の常識からすれば、お客様が「いい」と仰っている以上、そのまま契約へと進めるのが正解なのかもしれません。余計な問いかけをして、せっかくまとまりかけた話が白紙に戻ってしまうリスクを考えれば、そのまま波風を立てずに進めるのが賢いやり方だと言われるでしょう。

それでも私は、立ち止まります。


「本当は、さっき見たあっちの部屋の方が、どこか気にかかっていませんか?」

そんな風に、あえて波風を立てるようなおせっかいなひと言。

なぜ、そこまでしてしまうのか。それは私自身が過去に挫折や病を経験し、周囲の方々の優しさに支えられて今があるからです。人一倍、相手の顔色や声色から不安を察知してしまう性分ということもありますが、何より家選びは、その後の人生を左右する大切な決断だと知っているからです。


家は単なる不動産という「モノ」ではなく、そこから始まる暮らしの「土台」です。どこかに「無理」や「妥協」を抱えたまま、大きな決断を下してほしくはありません。たとえ効率が悪くても、遠回りになったとしても、お客様が心から納得し、数年後も数十年後も「ここに決めて本当に良かった」と笑っていてほしいのです。


「おせっかい不動産」として、一人ひとりのお客様の人生の先までサポートしたい。

そんな泥臭いやり方でしか築けない信頼関係があると信じています。

これからも、目先の利益よりも目の前の方の笑顔を大切に、私はこの「おせっかい」を続けていくつもりです。

 
 
 

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