top of page

#743 あの日の「ピカピカ」を

執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
RE/MAX GOOD.
4月30日
読了時間: 2分

こんばんは。RE/MAX GOOD.の佐藤です。 朝、出社するとまず、事務所のドアを開け、箒を手に取る。 トイレの鏡を磨き、床を拭き清める。 そして一日の終わりは、その日私を支えてくれた靴を丁寧に磨き上げる。

それが、私の毎日欠かさない日課です。


仕事のように、やったからといってすぐに目に見える数字や成果に繋がるわけではありません。効率という物差しで測れば、もっと他にやるべきことがあるのかもしれません。

けれど、私はこの時間を何よりも大切にしています。

なぜなら、私にとって事務所は「大切な人を迎える場所」であり、靴は「大切な人に会いに行くための相棒」だからです。


もし、勇気を出して私を頼ってきてくださったお客様を迎える場所が、埃を被っていたら。 もし、お客様の未来を描く場所へ同行した私の靴が、泥に汚れてくたびれていたら。 そう想像するだけで、たまらなく寂しい気持ちになってしまうのです。

この感覚を思い出すとき、いつも頭に浮かぶ光景があります。

それは、初めて彼女を自分の部屋に呼んだときのこと。 そして、初めてのデートに履いていく靴を、夢中になって磨いたあのときのことです。


「喜んでくれるかな」「がっかりさせたくないな」

ただそれだけを願って、夢中で部屋を掃除し、靴をピカピカに磨き上げた、あの初々しい情熱。相手を想うあまり、居ても立ってもいられなくなるような純粋な気持ち。

不動産の仕事も、本質はそれと同じではないかと思うのです。

「佐藤さんに頼んで良かった」 そう思って頂けるために、あの日と同じ気持ちで掃除をしたり靴を磨きます。

慣れや効率に甘んじて、この「ピカピカ」にする心を忘れてしまったら、きっと私の仕事に価値はありません。


事務所も靴も、私と一緒に歩んでくれる最高に愛おしい相棒です。 相棒を慈しみ、整える時間は、私の心をどこまでも健やかに、そして情熱的にしてくれます。

磨き上げた靴で、明日もまた、あなたのもとへ真っ直ぐに会いに行きます。 初めてのデートに向かう、あの日のような高揚感を胸に。

 
 
 

最新記事

すべて表示
#898 トラブルで露わになる本質

こんばんは。 RE/MAX GOOD.の佐藤です。 施工管理という仕事の難しさを、改めて痛感させられる出来事がありました。 いつも依頼している建築会社さんの現場でトラブルが発生してしまったんです。 現場が幾つも重なり、忙しさがピークに達してくると、どうしても人間の集中力には隙が生まれます。「つい一枚の工程写真を撮り忘れてしまう」といった小さな不手際。 そして、本当に不思議なもので、まさにその「写真

 
 
 
#897 言葉の向こう側にある違和感と、自分への戒め

おはようございます。 RE/MAX GOOD.の佐藤です。 「人の振り見て我が振り直す」 生きていく中で、この言葉の意味を身にしみて実感する瞬間が何度もあります。 こう見えて、私は意外と相手の態度や言葉の端々に含まれる温度感に敏鋭なセンサーを持っています(笑)。だからこそ、雑な対応をされたり、相手を軽んじるような不誠実な態度を取られたりすると、どうしても強く心が引っかかってしまうんです。 違和感を

 
 
 
#896 人を包み込む器

おはようございます。 RE/MAX GOOD.の佐藤です。 このところ、ずっと尊敬し憧れていた方々とお会いできる機会に恵まれており、本当にありがたく、嬉しい日々を過ごしています。 自分の至らなさや不器用さを感じつつも、私の考えや想いに共感してくださったり、陰ながら支え、応援してくださる方々が周りにいてくれることには、感謝の言葉しかありません。 そんな素晴らしい方々の中でも——畏れ多い言い方になって

 
 
 

コメント


bottom of page