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#698 言葉を形に

執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
RE/MAX GOOD.
3月16日
読了時間: 2分

こんばんは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。

不動産の仲介は「どんな物件を扱っているか?」とか「条件で探す」仕事だと思われます。

でも、私のスタイルは、一般的な不動産屋さんのイメージとは少し「あべこべ」かもしれません。

私は、いわゆる「営業トーク」をしません。というか出来ないという方が正しいのかもしれません。


特に初めてお会いした方とは、まずはただ世間話を楽しみます。

相手が何に興味を持ち、どんなことに喜びを感じるのか。その方の話し方や、ふとした瞬間に滲み出る雰囲気、纏っている空気感。

そういった「その人らしさ」を感じ取ることを意識します。

たとえ、その場で「家を探している」という具体的な話が出なかったとしても、会話の端々に何かを求めている気配を感じれば、私は勝手にその方の「未来」を想像し始めます。

「あの時のお話からすると、きっとこんな空間が心地よいはずだ」

「ご家族のあの表情なら、こんな環境が喜ばれるのではないか」

そうやって、頭の中でぼんやりとしていたイメージを具現化し、後日、図面をそっと手渡します。

「以前のお話から、こんな場所がお似合いだと思って探してみました」

本人の頭の中でまだ言葉になっていなかった想いが、図面という形になる。

「ああ、自分が求めていたのはこれだったんだ」と、関心を持ってもらえるきっかけになれば、それでいいと思っています。

不思議なことに、この「勝手な予想」は、多くの場合で的中します。

「そうそう!こんな感じなのがいいですね。」

その驚きと安心が混ざったようなお顔を見たとき、私はこの仕事の本当の意義を感じます。

その後に、具体的にお話が進み始めることがあると、私はあえて物件情報をたくさん出すことはしません。

もし、お客様から言われた条件をシステムに入力して、出てきた情報を横流しするだけなら、それは私である必要はないからです。今の時代、そんなことはネットで誰でもできます。

相手の想いを敏感に察知し、先回りして手助けをする。

言葉の裏にある「本当の想い」を、私なりの感覚でお応えする。

効率は悪いかもしれません。一日に何十人も対応できるやり方ではありません。

でも、私はそんな「職人のような仲介」であり続けたい。

条件だけでマッチングするのではなく、人と人として響き合う。

そんな「おせっかい」な家探しを、これからも大切にしていきたいと思っています。

 
 
 

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