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#722 通過型

  • 執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
    RE/MAX GOOD.
  • 4月9日
  • 読了時間: 2分

通過型という言葉の呪縛

先日、Xで交流のある北海道平取町の農家さんが、胸に刺さる言葉を綴っていました。町に来て間もない方が口にした「平取町は通過型の町だから……」という言葉に、少なからずショックを受けたというお話です。


アイヌの文化、日本一のトマト、和牛、競走馬、そして美しいすずらん。これほど豊かな魅力に溢れている町なのに、住んでいる人や関わる人が「ここは通り過ぎるだけの場所だ」と諦めてしまっている。その現状への悔しさが痛いほど伝わってきました。

実は、私が活動する埼玉県松伏町も、全く同じ状況にあります。春日部方面から越谷や東京方面へ抜ける道として、あるいはその逆として。多くの車が行き交いますが、その多くにとって松伏は「通過点」に過ぎません。


「わざわざ、松伏に行こう」とはなかなかならない。


ですが、私はこの「通過型」という言葉に、ずっと抗いたいと思ってきました。

平取町の農家さんが感じているように、外から見れば、あるいは深く関われば、そこには輝くような可能性がいくらでも転がっています。松伏町だって同じです。ただ通り過ぎるだけの景色の中に、どれだけ豊かな暮らしや、面白い人たちが隠れているか。

その「わざわざ立ち寄りたくなる理由」を、誰かが作らなければならない。その仕掛けづくりの一つが、私にとっては「まつぶしエフエム」であり、空きテナントを利活用した地域の拠点、通称「秘密基地」です。


誰かが「ここは通り過ぎる場所だ」と決めてしまったとしても、私は「ここにしかない面白さ」をアンテナのように発信し続けたい。効率を求め、中心部だけを整えるコンパクトシティのような考え方も一つの正解かもしれませんが、私はまだ、この町の「伸びしろ」を諦めたくはありません。


通過するだけの道から、目的の場所へ。 諦めるのは、まだ早い。

「おせっかい」な仕掛けをたくさん作って、この町の景色を少しずつ変えていければと思います。

 
 
 

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