top of page

#681 万能ではない。だからこそ。

執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
RE/MAX GOOD.
2月27日
読了時間: 2分

こんにちは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。


「ピンセットで糸を抜くだけですからね。すぐ終わりますよ」


昨日の眼科で、先生にそう声をかけられました。頭では分かっているんです。そんなに大きな処置ではないことも、すぐに終わることも。

けれど、いざベッドに横になり、ライトがまぶしく光る中で麻酔をされると、どうしても身体がこわばってしまいます。情けない話ですが、52歳になった今でも瞬間の緊張には、なかなか慣れることができません。


そんな自分を感じながら、ふと自分の仕事に思いを馳せました。

私たちは、日々向き合っている「契約」や「引き渡し」。 「必要書類を揃えて、ここに印鑑を押すだけですよ」 「すぐに終わりますから大丈夫ですよ」 そんなふうに、ついつい当たり前のこととして説明してしまいがちです。


でも、お客様にとっては、一生に何度もない、文字通り「身を委ねる」ような大きな決断です。 昨日の私にとっての抜糸がそうだったように、たとえプロから見て「すぐ終わる日常」であっても、お客様にとっては、不安で、緊張して、夜も眠れなくなるほどの「イレギュラー」な出来事なんですよね。


昨日の私は、自分の緊張を隠そうとして、かえって「自分の弱さ」を痛感しました。 でも、だからこそ思うのです。 不動産エージェントである私は、完璧で強い「先生」である必要はない。

むしろ、お客様と同じように不安を感じ、緊張し、それでも一歩踏み出そうとする気持ちを忘れてはいけないのだと。

「大丈夫ですよ」ではなく、「緊張しますよね」「不安ですよね」と一緒に深呼吸ができる。そんなエージェントでありたい。

身体のあちこちに不調が出て、正直なところ「しんどい」と感じることもあります。 けれど、この「弱さ」を知った経験は、私を頼ってくださるお客様の不安を、誰よりも敏感に察知するための贈り物だと思っています。


抜糸を終えて、見えるのは、やっぱり「人」と「人」の血の通った繋がりでした。

 
 
 

最新記事

すべて表示
#922 私のケジメ

おはようございます! RE/MAX GOOD.の佐藤です。 先日、高野町長へ直接お託しした熊本地震の義援金について、松伏町役場から正式な「預かり証」が無事に届きました。 無事に熊本の被災地へと皆さまの温かい想いが届いたわけですが… 私はこれを「SNSで全体に報告して終わり」になんて絶対にしません。 今、チャリティステッカーをご購入くださった方、ご寄付を添えてくださった方、一人ひとりに個別にダイレク

 
 
 
#921 妥協しない理由

おはようございます! RE/MAX GOOD.の佐藤です。 最近、「不動産エージェント」という働き方や言葉が世の中に少しずつ浸透してきた影響なのか、ここ松伏のようなちいさな町にある弊社にも、エージェントへの応募やお問い合わせが増えてきました。地域で新しい挑戦に興味を持ってくださる方が増えること自体は、本当にありがたいことです。 ですが…RE/MAXの仲間である向井さんもおっしゃっていたように、正直

 
 
 
#920 「モノ」として扱わない

おはようございます! RE/MAX GOOD.の佐藤です。 日々この仕事に向き合っていてつくづく感じるのですが、不動産って本当に、めちゃくちゃ面白い仕事なんですよね。 今日もとある物件の調査で、その土地や建物にまつわる背景を深く調べていました。 普段、私たちが普通に街を歩いて生活しているだけでは、建物や土地の表面的な姿、例えば築年数や間取りしか見えてきません。 けれど、売主様やご近所の方、地域で長

 
 
 

コメント


bottom of page