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#644 不動産は本当に

  • 執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
    RE/MAX GOOD.
  • 1月18日
  • 読了時間: 2分


「やっぱり、あの時勧めてもらった場所にすれば良かったなぁ」


知人からのLINE。

それを見た瞬間、なんとも言えない切なさが込み上げてきて、胸の奥がキュッとなりました。


昨年からずっと一緒に伴走してきた、店舗の土地探し。

知人から「店舗を建てるための土地を探している」と相談を受け、そこからは、二人三脚での土地探しが始まりました。候補地が見つかるたびに現地へ足を運び、自分の目で周囲の環境を確かめる。役所にも何度も通い詰め、法的な制限や店舗としての建築が可能かどうかを一つずつ紐解いていく。


今の店舗からの距離を測り、動線を考え、どんな建物が建つのかイメージを膨らませてもらえるようにと、プランの図面も何枚も描きました。


その場所で知人が生き生きと働く姿を想像してお手伝いする事が、“おせっかい”の私の仕事?

けれど、当時は結局、ご縁には繋がりませんでした。土地の形状や面積、予算、そして何より「決断」という大きな壁。


どれだけ準備を尽くしても、最後の一歩を踏み出すのはお客様自身です。


その場所には、もう別の方が建てた素敵な新しい住宅が建っています。完成したその家を見て、知人は心が動いたのでしょう。形になっているものを見て初めて、自分の求めていたものがそこにあったのだと気づかされたのかもしれません。


不動産というものは、本当に「一期一会」です。全く同じ場所、同じ景色、同じ条件の土地は、この世に二つと存在しません。誰かが決断した瞬間に、他の誰かの選択肢からは永遠に消えてしまう。「やっぱり」と思っても、もう戻ってこない。


知人からのLINEを読み返しながら、「あの時、どうすればもっと背中を押してあげられたのかな」

もっと確信を持って伝えられる材料があったのではないか、もっと安心させてあげられる言葉があったのではないか。自分の提案力不足や、伝え方の至らなさを振り返っては、ちょっぴり反省してしまいます。


けれど、同時にこうも思います。不動産の取引は、単なる「物件の売買」ではありません。それは、その場所で始まる新しい人生の選択そのものです。だからこそ、迷うのは当たり前だし、後悔が生まれることだってある。


私たちの仕事は、その迷いや後悔さえも一緒に背負いながら、それでも一番良い道を探し続けることなのだと。


 
 
 

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