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#636 失敗から生まれる信頼

  • 執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
    RE/MAX GOOD.
  • 4 日前
  • 読了時間: 2分



こんばんは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。


失敗したのに、感謝された。そんな不思議な経験をしました。

仕事をしていると、血の気が引くような瞬間が誰にでも一度はあると思います。私にとってそれは、あるお見積書を提出した直後のことでした。


その案件は、以前からお世話になっている方からのご紹介でいただいたものでした。「大切な方の紹介だから、一刻も早く対応して安心してもらいたい」という気持ちが強くありました。しかし、時期は年末年始。慌ただしさに追われ、思うように準備が進みません。結局、年明け早々に焦りながらお見積書をまとめ、ようやく送信ボタンを押しました。

「これでようやくスタートラインに立てる」とホッとしたのも束の間、控えを見直した私の指が止まりました。単価を、間違えている。


利益が出ないどころか、こちらが持ち出しになるような数字でした。自分の不注意が招いたあまりにも初歩的なミス。このまま黙って赤字を飲み込めば、表面上は何事もなかったかのように進められるかもしれない。自分のミスを隠したまま、何食わぬ顔で仕事をすればいいのではないか。そんな考えが一瞬だけ頭をよぎりました。

しかし、その考えはすぐに消えました。そんな嘘をついたまま仕事をしても、お客様に対しても、間に入ってくれた紹介者に対しても、誠実ではないと思ったからです。何より、自分自身が自分を信じられなくなってしまう。


「正直に謝ろう」


そう決めて、すぐに電話をかけました。叱責されることを覚悟し、受話器を握る手がわずかに震えていたのを覚えています。


ところが、事情を話し終えた私に返ってきたのは、予想もしなかった言葉でした。

「正直に話してくれて、ありがとうございます。あなたの誠実さがよく分かりました。ミスを隠さずに伝えてくれる人なら、きっと仕事も丁寧にやってくれる。そう確信して安心しましたよ」

相手の方は、責めるどころか、私を信頼すると言ってくださったのです。

完璧な仕事を目指すのはプロとして当然のことです。けれど、どれだけ気をつけていてもミスをゼロにはできない。大切なのは、失敗したときにどう動くか。その一点に、その人の人間性や仕事への姿勢がすべて現れるのだと痛感しました。


失敗からしか得られない信頼がある。今回いただいた温かい言葉に応えるために、これまで以上に気合を入れて、誠実な仕事を届けていこうと思います。

 
 
 

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