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#632 「壊す」のその先へ。

  • 執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
    RE/MAX GOOD.
  • 1月6日
  • 読了時間: 2分

こんばんは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。

地元の松伏町の街並みを歩いていると、ふと足が止まる瞬間があります。 手入れの行き届いたお庭の向こう、カーテンが閉め切られたままの家。かつては笑い声が響いていたであろうその場所が、今は静かに時を止めています。


私たちは、この松伏町で小さな不動産屋を営んでいますがずっと自問自答してきたことがあります。 それは、「古い空き家は、ただ壊して土地にすればいいのだろうか?」ということです。


現在、松伏町内には約580戸の「活用方法が決まっていない空き家」があると言われています。 不動産会社としてのこれまでの常識は、買い取って更地にし、新しい家を建てることでした。もちろん、それも一つの再生です。

しかし、古い柱の傷や、長年愛されてきた庭木。そこにはその家が刻んできた「物語」があります。それらをすべて取り壊してしまうのは、地域の風景を少しずつ削り取っているようで、どこか寂しさを感じていました。


私たちが目指したいのは、空き家を「負の遺産」ではなく、「地域の宝箱」のように変えることです。

例えば、

リノベーションして住み継ぐ… 趣のある古い建物を活かし、今のライフスタイルに合わせた住まいへ。

拠点として再出発する…小さなカフェ、アトリエ、コワーキングスペース。空き家が、人が集まる場所に変われば、町に新しい血が通い始めます。

庭や空間を分かち合う… 建物だけでなく、広い敷地を活かした地域交流の場づくり。


空き家を再生することは、単なるビジネスではありません。それは、松伏町という私たちが愛する街の魅力を、もう一度掘り起こす作業だと考えています。


「古すぎて売れないだろう」「管理が大変で困っている」 そんな風にあきらめている人がいたら、私たちにその家のことを聞かせていただきたいと願っています。


「壊す」以外の選択肢を、一緒に探したい。 一軒の空き家が再生されることで、その周辺の街灯りが少し明るくなる。


そんな景色を、この松伏町で一つずつ増やしていきたいと思っています。

 
 
 

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