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#591 冷静な判断をするために

  • 執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
    RE/MAX GOOD.
  • 2025年11月26日
  • 読了時間: 2分

こんばんは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。


不動産市場には、季節の変わり目や年末など、特定の時期に決まって生まれる「焦りの空気」があります。特に人気があったり気になる物件に出会った際、「今すぐ決めないと、他の人に取られてしまいますよ」という、営業の常套句を耳にすることもあるでしょう。

この「急いで買わないと損をする」という空気感は、お客様から冷静な判断力を奪い、感情的な決断へと誘導する市場の圧力だと思っています。


私は、そういう時こそ、仲介の役割が試されていると考えています。なぜなら、お客様が焦って契約を急いだ場合、内覧時に見落とした建物の小さな欠陥、ローンの詳細なリスク、あるいは地域の「心地よさ」といった、長期的な安心に関わる重要な要素が、思考から抜け落ちてしまうからです。その結果「もっと慎重に考えればよかった」というネガティブな気持ちが生まれてしまいがちです。


不動産仲介の仕事は、お客様の人生で最も大きな買い物を、後悔のないように喜んでいただけてもらうことです。そのため、市場の熱狂や、目の前の契約の誘惑に惑わされることなく、お客様に対し「待つ」という言葉を提案する勇気を持つことも必要だと考えています。


この「待つ」という提案は、私たち仲介業者の目線で見れば、目の前の売上や利益を逃す「非効率」な行為です。しかし、お客様が納得し、心から安心できるまで、すべての情報を整理し、冷静になるための時間を提供する「非効率な誠実さ」こそが、私の仲介としての信念の根幹です。


本当に良いすまいとは、一時の感情で決めるものではありません。

「一晩寝て、それでもなお欲しいと思えるか」「このローンの額を抱えても、十年後も家族が笑っていられるか」。このような問いに、お客様自身が自信を持って答えられる状態になって初めて、私たちは「契約」という次のステップへ進みます。


私たちは、短期的な利益追求ではなく、お客様の安心を提供することです。お客様がブレそうになった時、軸を戻すためのストッパー役を務めること。それが、お客様本位のサービスを追求する私の役割だと考えています。

 
 
 

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