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#520 そうなる前に

  • 執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
    RE/MAX GOOD.
  • 9月16日
  • 読了時間: 3分
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こんばんは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。 空き家の問題は、すでに放置された家をどうするかという議論に目が向きがちです。しかし、空き家に深く目を向けて感じているのは「空き家になってからでは遅い」ということです。実際の話の多くは「親が亡くなって家をどうすればいいか分からない」「長年使っていない家が傷んできて心配」という段階で動き始めます。けれど、その時点で建物はすでに老朽化が進み、利活用のハードルが高くなっていることも少なくありません。


では、どうすれば良いのでしょうか。ポイントは「予防」にあると考えています。まだ人が住んでいるうち、あるいは所有者が元気なうちに将来を考え、動き出すことです。例えば、相続が見えてきた段階で、子ども世代と一緒に家の活用方法を話し合うこと。賃貸に回すのか、売却するのか、リフォームして残すのか。あらかじめ方向性を決めておくだけで、いざ空き家になったときの対応は格段にスムーズになります。


さらに、定期的なメンテナンスも重要です。住まなくなった途端に建物は急速に傷んでいきます。換気をしない、雨漏りを放置する、庭木が伸び放題になる――そうした小さな積み重ねが、取り返しのつかない劣化につながります。まだ住んでいる間に外壁や屋根を直しておく、シロアリ対策をしておくといった「予防メンテナンス」は、次に使う人への大きな財産のバトンになります。


ですから早めに相談をすることで選択肢が広がります。建物がしっかりしていれば、リフォームをして貸すこともできますし、買い手が見つかりやすくなります。逆に、荒れてしまった空き家は解体費用がかさみ、所有者の負担も増えてしまいます。つまり「予防」こそが一番の節約であり、地域を守ることにもつながるのです。

松伏町のような小さな街では、空き家が点在することで街の印象が大きく変わってしまいます。一軒一軒の家がきちんと手入れされ、住み継がれていくことが、結果的に町全体の魅力を高めます。だからこそ、空き家になってから慌てるのではなく、「まだ元気なうちに」「まだ住んでいるうちに」未来を考える姿勢が欠かせません。


私は住宅建築に長く携わってきたこともあり、建物が傷んでいく姿を見るのはとても残念に感じます。せっかく大切に建てられた家が、使われないまま朽ちていくのではなく、次の人へとつながっていく。そのためには、所有者の意識と行動が早ければ早いほど、可能性は大きく広がります。


空き家問題は、決して他人事ではありません。自分や家族の住まいが、未来にどうなっていくのか。今日から少しでも考え、動いていくことが、街を守り、次の世代に財産を残すことにつながるのだと思います。ちょっとした不安や気になることがあれば、いつでもご相談ください!

 
 
 

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