top of page

#619 割に合うとは

執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
RE/MAX GOOD.
2025年12月24日
読了時間: 3分

こんばんは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。


片道数時間をかけて現地調査に行ったり、直接書類を届けたりしている私を見て、「そこまでやったら割に合わないんじゃない?」と声をかけられることがあります。その言葉の真意がどこにあるかは分かりませんが、私自身は、自分を頼ってくださるお客様のために最善を尽くすことこそが、仲介営業、そして不動産エージェントとしての本分だと信じています。


もし「割に合うかどうか」を報酬だけで語るなら、職人の世界はもっと過酷かもしれません。真面目に、丁寧に、完璧な仕事を追求している職人たちの対価を時給に換算すれば、驚くほど低い数字になることも少なくありません。夏は猛暑の中で命を削り、冬は凍える寒さに耐えながら、それでも「いいものを造る」という一点のために心血を注いでいる。人手不足が叫ばれる背景には、そんな厳しい現実があります。


残念ながら、この業界には今もなお、安全や責任を軽んじるような古い体質が残っている場所もあります。煌びやかな成功を収めているように見える一方で、その裏側にある仕事の質には疑問を感じざるを得ないケースも見受けられます。過去には、本来守られるべきルールが守られず、結果として多くの信頼が失われた事例もありました。


コストを抑えることは企業として大切です。しかし、そこが「人が何十年も暮らす家」であることを忘れて、すべてをお金だけで換算してしまう姿勢には、どうしても違和感を覚えてしまうのです。

誤解しないでいただきたいのは、利益を出すことを否定しているわけではありません。商売として利益を出すのは当然ですし、必要なことです。私が問題だと思うのは、約束されたルールや契約通りの施工を軽んじ、誠実さを欠いたまま報酬がやり取りされるような在り方です。そのような現場を間近で見てきたからこそ、私は「住まい」という場所の重みを誰よりも理解しているつもりです。目先の損得勘定だけで、「割に合うか合わないか」を判断したくはないのです。


こうした考え方は、もしかしたら多くの方には受け入れられないものかもしれません。それでも、この想いに共感してくださる方々がいてくれるからこそ、私は今日も勇気を持って、自分の信じる道を歩むことができています。


だからこそ、もしこれから不動産の世界に携わろうとする方が、「ただ効率よく稼げればいい」という考えをお持ちであれば、少なくとも私たちのオフィスとは、目指す場所が少し違うのかもしれません。


私たちは、大切な住まいを通じて、お客様と一生涯のお付き合いができるような誠実な仕事を、これからも積み重ねていきたいと考えています。

 
 
 

最新記事

すべて表示
#926 試行錯誤

こんばんは! RE/MAX GOOD.の佐藤です。 月末特有の慌ただしさの中、今日も朝から現地調査やお客様・業者様との打ち合わせがびっしりと重なっています。 こうして予定が立て込んできて現場を走り回っていると、どうしても日々のSNS発信や情報発信の作業って後回しになってしまいがちですよね…。 「発信も続けたい、でも目の前の現場やお客様への対応がおろそかになるのは絶対に嫌だ!」 そんな葛藤の中で、先

 
 
 
#925 人への接し方

おはようございます! RE/MAX GOOD.の佐藤です。 どれだけ相手が年下であっても、初めてお会いする方や取引先の方には、絶対に敬語を使って礼儀正しく接する。私の中では、これは社会人として、そして人として「当たり前」のことだと思っています。 20年以上身を置いてきた職人の世界では、どうしても年齢や社歴が上というだけで、年下相手にいきなりタメ口をきいたり、横柄な態度を取ったり、呼び捨てにしたりす

 
 
 
#924 人間関係の余白

おはようございます! RE/MAX GOOD.の佐藤です。 どんなに長い付き合いのある友人や仲間であっても、月日が経つにつれてお互いの考え方や価値観が変わり、「なんだか最近、気が合わなくなってきたな…」と感じることってありますよね。 昔はあれほど同じ熱量で語り合えていたのに、いつの間にか会話に違和感を覚えたり、一緒にいるとなんとなく気疲れしてしまったり。 でもこれって、どちらが正しくてどちらが間違

 
 
 

コメント


bottom of page