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#604 「欲しい」という感情に流されない。

  • 執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
    RE/MAX GOOD.
  • 2025年12月9日
  • 読了時間: 2分

こんばんは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。


不動産仲介の現場で日々、お客様の熱い気持ちに触れます。特に「家が欲しい」という強い想いを持って物件探しをされているお客様は、その物件の持つ良い点に心が奪われ、多少の悪い点や、将来的なリスクについては、一時的に気にならなくなることがあります。

この感情は、新しい生活への期待が生み出す、人間として当然の喜びです。


しかし、私たち仲介営業の役割は、このお客様の「欲しい」という気持ちをただ盛り上げさせ、感情の勢いに任せて契約を取りに行くことでは決してありません。

お客様の熱意が強い時ほど、そこにはリスクが潜んでいます。冷静であれば気づくはずの問題を見落とし、あるいはデメリットなど、感情が遮ってしまうと住んだあとにマイナスな気持ちにつながる要素です。

仲介営業として、私たちが提供すべき価値は、お客様の熱い感情の波に飲み込まれない、「冷静なアンカー(錨)」としての存在です。


私が常に心がけているのは、「自分がその家を買ったら、どう感じるか何を注意するか」という、お客様の目線、あるいはそれ以上に慎重なプロの目線で案内をすることです。

お客様の隣に立つ一人のプロとして、メリットだけでなくデメリットも包み隠さずお伝えし、一度その熱意を落ち着かせることが必要です。

最終的な決断はお客様自身のものですが、その決断が長期にわたって後悔のないものとなるよう、私たちが冷静にリスクを提示し、落ち着いた気持ちで判断できる土壌を整えること。


私たちは、「家を売る」のではなく、お客様は「将来の安心を買う」ということを弁えて、そのためのガイド役でなければなりません。これからも、お客様の感情に寄り添いつつも、決して流されないプロの冷静さを貫き続けます。

 
 
 

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