#595 軸を失わずに
- RE/MAX GOOD.

- 18 時間前
- 読了時間: 2分

こんばんは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。
私の仕事は、たくさんの人とのコミュニケーションなくして成り立ちません。お客様はもちろん、士業の方や、同業者、そして時には地域住民の方々。多くの人と語り合う中で、自分一人では得られない、たくさんの「気づき」と「学び」を得ることができます。
迷いや悩みを抱えているからこそ、人は相談をし、意見を求めます。そして、もらったアドバイスの中には、確かに現状を打破するヒントや、視界を一変させるほどの深い気づきが含まれていることがあります。
しかし、この「学ぶ」という行為には、常に一つの危険があると思っています。
それは、外部の意見に流され過ぎて、本来持っている自分のポリシーや軸が曇ってしまうことです。
特に、私の非効率で正直なやり方に対し、「もっと効率的に、一般的な手法で進めるべきだ」という業界の論理に基づいた意見をもらうことがあります。その意見は正しく聞こえますが、それを鵜呑みにしてしまうと、私がお客様のために決意した「妥協しない、おせっかいさ」という、最も大切な根幹が揺らいでしまいます。他者の意見を受け入れ過ぎることは、自己の信念を失うことにつながりかねません。
一方で、その危険を恐れて、外部からのアドバイスを完全にシャットアウトしてしまうのも間違いです。それでは、自己成長が停止し、独りよがりの頑固さやエゴになってしまいます。お客様のために最善を尽くすという名の下で、新しい知識や技術の導入を拒んでしまっては、進化や成長のないサービスしか提供できなくなってしまいます。
プロとしてどこに線を引くべきか?
その答えは、「軸や芯をブレさせない」ということだと思います。
私たちの「軸」は、常に「お客様が引越して良かった」と感じてもらわなくてはなりません。この軸がしっかりと定まっていれば、外から入ってくる意見や情報というものは、軸を支えるための柔軟な「アドバイス」として活きてきます。つまり、軸は曲げず、軸の周りのやり方(戦術)は柔軟に変えるのです。
私たちが成長を目指す理由は、個人的な完成度を高めるためではありません。お客様の抱える複雑な課題を乗り越え、最善を提案し続けるために、私たち自身が進化し続けなければならないからです。
たくさんの声に耳を傾け、しかし決して軸を失わず、お客様のために成長し続ける。このバランスこそが、私たちのサービスを本物にする鍵だと信じています。



コメント