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#571 職人営業

  • 執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
    RE/MAX GOOD.
  • 4 分前
  • 読了時間: 2分

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こんばんは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。


時々、自分は本当に営業に向いているのだろうかと考えることがあります。なぜなら、いわゆる「売る気満々」の営業、相手の懐に入り込んで強引に契約を迫るようなやり方が、どうにも肌に合わないからです。もちろん、私は仲介営業ですから、最終的には契約という結果を出す必要があります。しかし、そのプロセスにおいて、商品をゴリ押ししたり、顧客の不安を置き去りにするようなことはどうしてもできません。


この「売り込まない」という姿勢は、きっと私がかつて職人として働いていた経験から来ているのだと、最近感じるようになりました。職人だった頃、私は自分の手がけるものに集中し、ひたすら良いもの、納得のいくものを造ることに注力してきました。もちろん、そんな気持ちでおりましたので自分から積極的に営業活動に出ることはありません。

こちらから売り込むことは一切ありません。では、どうやって仕事を獲得していたかというと、ありがたいことに、以前の仕事を見てくださった方からのご縁で繋がったり、「佐藤さんにやって欲しい」と指名でお声がけをいただいたり、口コミで次の仕事が決まっていきました。


これは、造ったものが、それ自体で「営業」をしていたということだと思います。質の高い仕事は、言葉以上の説得力を持って人を引きつけます。私の仕事への姿勢は、当時から一貫して変わっていません。不動産という大きなものを扱っていても、やっていることは職人と同じなのかもしれないと。


目の前のお客様に対して、その方にとって本当に「良いもの」を見つけ出し、ご納得していただくために手間ひまを惜しまない。それが、私が仲介という仕事で大切にしているツールです。不動産の仲介営業というものは、物件という商品を売る前に、まず「私という人間が、あなたのパートナーとして価値ある仕事を提供できる」という信頼を売る仕事だと思っています。売り込みではなく、良い仕事を届けることに集中していれば、必ずその価値は伝わり、ご縁となって返ってくる。


そして職人時代に学んだその真理は、RE/MAXという場所だからこそ実践し続けられると思っています。だからこそ、私は売る気満々の営業にならなくてもいい。そう確信しています。

 
 
 
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