#512 空き家と防災
- RE/MAX GOOD.

- 9月8日
- 読了時間: 3分

こんばんは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。 先週、夜中に私の自宅のすぐ近くで火災がありました。火元は空き家でした。
同じ敷地には住んでいる母屋もあるお宅でした。古くから使われていなかった建物が燃え上がる様子を目の当たりにして、空き家の怖さを改めて実感しました。原因までは私は知りえませんが、火の広がるスピードと消火対応の難しさを目にし、これが地域全体の危機につながり得ることを身をもって理解しました。
空き家がもたらす防災リスクは多岐にわたります。構造の劣化により地震での倒壊リスクが高まること、屋根や外壁などからの落下物が通行人を危険にさらすこと、庭や倉庫に蓄積された可燃物が火の勢いを増すこと、さらには内部に不法侵入が起きた場合の放火や悪質行為の温床になることなど。
では、所有者にできることは何でしょうか。もっとも大切なのは「安全確保」と「活用の検討」です。定期的に建物の状態を確認し、草木や廃材を整理し、不法侵入を防ぐための補修を行うことは最低限の対応です。しかし、現実にはそれだけで済むケースは少なく、長期的には「どうこの建物を扱うか」という判断が必要になります。
選択肢は大きく分けて三つあります。
一つ目は売却です。古い建物でも、立地や条件によっては需要がありますし、更地にして土地として売る方法もあります。
二つ目は利活用です。リフォームを施せば賃貸物件やシェアスペースとして使える可能性があります。
三つ目は解体・再生利用です。老朽化が進み防災リスクが高い場合は、解体して駐車場や太陽光発電など別の用途に活かす選択肢もあります。
もちろん、すぐに決断するのは簡単ではありません。費用や相続、家族間での意見の違いなど、所有者ごとに事情はさまざまです。ただ、何もせずに放置することだけは、リスクを増やし続ける選択でしかありません。だからこそ、私たち不動産業者が関われることがあります。所有者と一緒に現状を把握し、選択肢を整理し、費用対効果や地域の状況を踏まえた最適な解決策を探す。これは私たちに課せられた大切な役割だと感じています。
空き家の問題は単に所有者だけの悩みではなく、地域全体の防災や安心に直結しています。実際に火災という出来事を身近で経験したことで、「まだ大丈夫」と後回しにすることの危うさを痛感しました。空き家をどう扱うかは、地域の未来を守るための大きな選択でもあります。
このような話は、どうしても不動産屋という立場で話すと所有者さんは身構えてしまいますがこうした現実を一人でも多くの方に伝え、解決に向けた一歩を後押ししていきたいと思っています。



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