#474 説明より想像
- RE/MAX GOOD.

- 8月4日
- 読了時間: 2分
更新日:8月5日

こんばんは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。
不動産の案内や商談の際、「この物件は〇〇平米で、築年数は△△年、駅から徒歩〇分…」というように、基本的な情報を丁寧に説明するのは当然のことです。ただ最近、そうした説明だけでは、なかなかお客様の心に響かないという場面にたびたび出会います。
というのも、不動産は単なるモノではなく、「その場所でどう暮らすか」「どんな日常を送るか」という時間の価値が含まれている商品です。スペックや条件だけでは語りきれない
「余白」があって、そこにこそ、お客様が一番関心を持っていることが詰まっていると感じるのです。
たとえば内見の際、単に「南向きで日当たりがいいですよ」と言うのではなく、「ここにダイニングテーブルを置けば、朝ごはんの時間が自然光で明るく気持ちいいと思いますよ」と伝える。あるいは、「この裏道、静かで良い雰囲気なんですよ。夕方に散歩してみると、街の空気がよくわかると思います」といった声かけをする。
これは説明というより、「想像」を促すコミュニケーションだと思っています。
物件を決めるかどうかの判断は、理屈よりも感覚的なことが多いものです。もちろん、価格や条件の整理も必要ですが、最終的には「ここに住んだら、自分らしく暮らせそう」と思えるかどうか。つまり、その物件に自分の人生を「重ねられるか」が大きなポイントになります。だからこそ、不動産のプロとして必要なのは、情報を一方的に届ける力ではなく、お客様がその場所に自分を重ね、イメージを広げていくサポートができるかどうかだと思います。
私は最近、お客様の反応を見ながら、「この方はどういう時間に価値を感じるのか」「どんな暮らしを理想としているのか」を引き出すような会話を心がけています。雑談のようでいて、その人の人生観や優先順位が見えてくる瞬間は、仕事をしていて一番面白いところでもあります。
「ここに住みたい」と感じてもらえる物件に出会う瞬間は、奇跡のようなもの。だからこそ、その奇跡がちゃんと現実になるように、丁寧に寄り添いたいと思っています。
スペックを超えて、その人だけの“未来の風景”を見つけるお手伝い。それが、不動産という仕事の醍醐味ではないかと改めて感じています。



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