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#471 数字の奥にあるもの

  • 執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
    RE/MAX GOOD.
  • 8月1日
  • 読了時間: 2分
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こんばんは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。


不動産の世界では、数字が非常に大きな意味を持ちます。土地の面積、築年数、利回り、賃料、管理費、修繕履歴…すべてがデータとして管理され、比較され、最終的な判断の材料になります。もちろん、数字はとても大切ですし、正確であることは基本中の基本です。

でも、最近とくに感じるのは、「数字の奥にあるもの」こそが、本当に大事なのではないかということです。


例えば、同じ広さ・同じ築年数の物件でも、実際に現地に足を運んでみると、雰囲気がまったく違うことがあります。空気の流れ、日当たり、周囲の環境、近隣の様子。そういったことは、数字だけではなかなか伝わってこない部分です。

さらに言えば、その物件を管理している人の姿勢や、そこに住んできた人たちの暮らしぶり、所有者がどういう思いでその物件を扱ってきたのか――そういった「背景」もまた、大きな意味を持ってきます。

数字の整った物件に「何かピンと来ない」と感じることもあれば、数字だけ見るとやや見劣りする物件に「なんだかすごく良い」と直感が働くこともあります。そういった判断は、お客様も実は敏感に感じ取っていて、そこにしっかり寄り添えるかどうかが、不動産営業としての腕の見せどころだと感じています。

物件を探すとき、「数字ではなく、最終的には“人”が決める」ということですね。どんなに条件が良くても、そこでの暮らしにイメージが持てなかったら決断はできない。逆に、少し条件が足りなくても、そこに安心感や共感があれば、不思議と気持ちが前に進んでいく。

だからこそ、私たちは物件そのものだけでなく、「その先にある暮らし」や「そこに関わる人たちの思い」も汲み取っていく必要があるのだと思います。

たとえば売主さんとの会話の中で、「この家にはこういう思い出がある」と語られる場面に立ち会うこともあります。そういう背景を知ることで、ただの「商品」だった物件に、一気に人の温度が宿るのを感じます。その情報を次の買主さんに丁寧にお伝えすると、「それなら住んでみたい」と言ってくださる方もいらっしゃる。そんな瞬間に立ち会えるのも、この仕事の醍醐味です。

日々、数字に追われるような場面も多いですが、それだけで判断せずに、一歩立ち止まって「奥にあるもの」に目を向ける。その積み重ねが、より良い提案につながっていくのではないかと、あらためて感じる今日この頃です。

 
 
 

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