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#579 肌感を大切にしている理由

  • 執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
    RE/MAX GOOD.
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分
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こんばんは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。


現在私は不動産仲介業を営んでいますが、長く建設業も営んでおりました。そして、今も時折、現場に赴き管理業務をしたり時には、作業補助などで汗を流すこともあります。

多くの方は、なぜ不動産屋が現場にいるのかと不思議に思うかもしれません。しかし、私にとってこの活動は、お客様の最高の笑顔と安心を守り続けるための行動です。


建設現場から離れず、資材の高騰や工法を肌で感じ続ける理由は、原価感覚を持ち続けることです。建物に不具合があった場合、「本当に修繕にいくらかかるのか?」を正確に判断できます。リフォーム会社や工事業者の見積もりが妥当かどうかを判断できるため、過剰な請求や、品質に見合わない出費をお客様にさせません。もし現場の感覚を失ってしまえば、私はただの「紙の上」の不動産屋になってしまいます。お客様を「騙す」意図がなくとも、結果的に無駄な出費をさせてしまうリスクを与えたくありません。


また、建物は検査に合格したからといって、すべてが安心というわけではありません。現場では、腕の良い職人の仕事と、未熟な職人の仕事の「違い」を毎日見ています。基礎のコンクリート工事、躯体工事の大工さんの技術、配管の組み方、断熱材の入れ方など、壁や床に隠れて見えない部分の仕事の良し悪しが、その家の寿命と快適性を決定づけます。私は、お客様をご案内する際、単に「検査合格」という書類を見るだけでなく、職人の目線でを見ています。この価値を見抜く目は、現場に立ち続けることでしか磨かれません。


建設業の現場に足を運び続けることは、私にとってプロとしての決意の継続です。私は、お客様に安心を売っています。その安心の源は、専門知識や正直さです。これらの意識を常に大切にするために、現場に立っています。

 
 
 

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