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不動産の世界から不をなくそう

RE/MAX不動産エージェントとは

エージェントになるためには?
​メリットやデメリット、仕事内容など

不動産エージェントとは、不動産の取引を仲介する個人のことです。

日本でも少しずつ浸透してきている言葉ですが、アメリカを中心に不動産の取引が活発な国においては、不動産エージェントは人気の仕事で、社会の中で重要な仕事の1つとなっています。

これから不動産取引に関わる業界で仕事をする人にとっては、徐々に聞き馴染みのある言葉になっていくと思いますが、まだ、不動産エージェントについてあまり知らないという方や、もっと知りたいといった方が、不動産エージェントという職業について、「他の不動産関係の仕事との違い」や「不動産会社を独立して立ち上げることとの違い」「不動産エージェントの働き方」「メリット・デメリット」などをイチから知ることができるようにまとめました。ぜひ参考にしてください。

もくじ

不動産エージェントとは

1.不動産エージェントとは?

初めに、そもそも「不動産エージェント」とは何なのか?
一言で言うと不動産エージェントとは「個人で不動産の取引をサポート(仲介)する人」です。
ここで、一番重要なことは「個人」という点です。

今まで日本では、不動産取引の仲介を行うのは「法人(会社)」が中心でした。
会社が売り(貸し)物件を集め、それを店舗や広告などを使って買いたい(借りたい)人を集めて、取引につなげるという形態です。しかし、アメリカなどの中古不動産の取引が頻繁で、活発な国においては、会社単位ではなく個人単位でこのような不動産取引の仲介が行うことで、流動性を高める仕組みが出来上がっていきました。

例を上げると、RE/MAXやケラーウィリアムズといった、たくさんの不動産エージェントを抱える会社ができ、何十万人ものエージェントが生まれていっています。日本でも、アメリカの仕組みに習って、個人で不動産仲介をする人が増えつつあります。
これこそが、「不動産エージェント」と呼ばれる職業になります。
h不動産エージェントの仕事内容

2.不動産エージェントの仕事内容は?

不動産エージェントの仕事は「不動産取引の仲介」です。
物件を売りたい(貸したい)人と、物件を買いたい(借りたい)人をマッチングさせ、取引をします。
仕事の手順は次の通りです。今回は簡単にご紹介します。
実際はフランチャイザー(不動産エージェント本部)によって多少変わります。


 ① 仲介案件を探す。
 ② 条件、要望のヒアリングをする。
 ③ 物件を探し、内覧や詳細の確認を行う。
 ④ 契約条件をまとめる(売買の場合、ローン審査などのお手伝いをします)
 ⑤ 契約

2- ①仲介案件を探す。

不動産取引の対象としては、新築や中古のマンション・住宅といった住居用の物件、ビルや工場・倉庫といったビジネス用の物件、土地など、一般に不動産と言われるもの全般を取り扱います。
不動産取引には、提供する側と提供される側がいますが、必ずしも両者をひとりのエージェントが探す必要はありません。むしろ、どちらとも(両手取引、あるいは両手といいます)を自ら見つけるケースのほうが少ないと言えます。
不動産エージェントのはじめの仕事は「これらの仲介案件を探す」ことです。

2- ②条件・要望のヒアリングをする。

仲介案件が見つかると、次はクライアントの条件や要望をヒアリングしていきます。
ご自身でも家を借りたり、買ったりしたことがある方はご存知かと思いますが、クライアントは色々な条件や要望を相談をしてきます。これらをヒアリングし、その要望に合う物件を探したり、借り主や買い主などを見つけたりするのが次のステップとなります。

2- ③物件を探し、内覧や詳細の確認を行う。

ヒアリングが完了したら、次は対象となる物件を探し、対象となる物件の情報の詳細をお客さんにお伝えします。
内覧を希望された場合は、内覧の予約や立ち会いの手配、内覧の後さらなる要望などがあれば、次の物件候補情報の提供などクライアントが望む物件を探します。
※売り側の場合は、買い側を①からの手順ですすめる場合と、買い側を他のエージェントに探してもらう場合があります。

2- ④契約条件をまとめる

実際に物件や買いたい人が決まった場合、契約条件をまとめていきます。また、ここには重要事項説明書の作成やローン関係の調整なども含まれます。書類については、どのようにすすめるか詳細は決まっています。
これは必ず、フランチャイザーから説明や研修がありますので、その手順に沿って進めれば未経験者であったとしても、問題なくすすめることができるようになります。

2- ⑤契約

契約には重要事項説明が必ず必要となり、重要事項説明が行えるのは宅建士だけです。オフィスに在籍する宅建士に重要事項説明を依頼します。書類の読み上げ、重要事項の説明をし、書類に署名捺印を行うことで、契約を行います。
以上が不動産エージェントが行う仕事の内容となります。
④以降については、フランチャイザーもRE/MAXオフィスもサポートするので、基本的に不動産エージェントの仕事として重要となるのは、①から③のクライアントを探し、商談を行うことです。
不動産エージェント年収

3.不動産エージェントの年収は?

不動産エージェントの年収についてですが、不動産エージェントは実際に仲介を行った物件の「成功報酬」になるため、年収については、エージェント毎に異なります。フルコミットで仕事をされている方には、年収数千万円を超える方もいらっしゃいますし、副業で空いた時間に仕事をされている方でも年間数百万円を稼ぐ人もいます。

不動産エージェントの報酬形態は、一般の不動産仲介会社と比較すると「インセンティブの割合が高い」という特徴があります。

通常の固定給を支払い従業員として雇う形態の不動産仲介では、インセンティブとして5~10%程度を得られるといったケースがありますが、不動産エージェントの場合、最大で80%近くの報酬が支払われるケースがあります。
これは4,000万円の物件売買を成約した場合、仲介手数料3%のうち80%が支払われますので(厳密には事務手数料などを控除した金額に対する掛率となります)約90万の報酬が得られる可能性があることになります。

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不動産エージェントに資格

4.不動産エージェントに必要な資格は?

不動産の仲介を行うには、「宅建(宅地建物取引士)」の資格が必要となると思われておりますが、不動産エージェントになるためには、宅建の資格は必要となりません。

不動産エージェントは、フランチャイズ加盟店(オフィス)に業務委託という形で属しますので、不動産仲介契約を実際に行うのは所属するオフィスとなります。そのため、宅建の資格がなくても不動産エージェントになることはできます。不動産エージェントが行う仕事としては、売り側と買い側の意見や条件のすり合わせ、情報の収集などを行う形で不動産取引をサポートし、取引の仲介を円滑にすすめることです。
このことから、不動産エージェントには、不動産営業の経験や、宅建の資格、その他知識がなくても、不動産仲介会社に業務委託にて所属するということで不動産エージェントになることができます。

※もちろん、ご自身で会社を立ち上げて、不動産エージェントとして活動するということになれば、宅建(宅地建物取引士)の資格と、宅建業者として宅建業免許を取得し保証協会への登録などが必須となります。
不動産エージェントが注目

5.不動産エージェントが日本でも徐々に注目されてきている理由

不動産エージェントという職業は、日本ではこれまで馴染みのない物でしたが、世界的には、世界最大級の不動産エージェント会社であるREMAXではエージェント数14万人、総取扱額38兆円、9000オフィスと莫大な規模を誇っており、現在の全世界展開を続け拡大をし続けています。不動産仲介営業の職の中でも独立して、「不動産エージェント」という名称で新たな形としての職業が日本で認知されてきている背景に、RE/MAXやケラーウィリアムズなどの、アメリカの大手不動産エージェント会社の全世界展開が加速していっているということがあります。
RE/MAXが日本に参入してきたのは、2013年9月、ケラーウィリアムズが日本に参入してきたのが、2019年8月。
それからは、毎年1.2〜2倍ほどのペースで増え続けています。今後は、より大きく拡大していくことが予想されます。

また、注目されている要因の1つとして、不動産エージェントの転職ハードルが低いことにあります。不動産エージェントは個人、やネットワークを元に売買物件を調達・販売をすることができ、運営をする会社もエージェントを固定給にて雇うわけではないため、門戸が広く参入のハードルも低いので、不動産営業経験がなくても取り組むことができます。
実際、不動産エージェントを募集している会社の多くはこういった点を打ち出して募集活動を進めており、多くの人が不動産エージェントとなってきています。
何が違う

6.不動産エージェントと、不動産仲介会社は何が違う?

続いて、不動産エージェントと不動産仲介会社で働くことの違いについてまとめていきます。

① ノルマがないため、顧客の利益を優先しやすい

多くの不動産仲介会社では、会社にノルマがあり、それを達成できるかどうかが自分の成績になり、昇給や出世につながっていくという人事システムがあります。これにより、顧客の囲い込みや、顧客よりも自分の利益が大きくなるものを売りつけるといったことも起きやすくなっています。一方、不動産エージェントは、ノルマは一切ありません
ノルマが無いため、不必要な利益を追いかける必要がなくなり、クライアントのために最大の利益を考え行動することができます。
​そうすることで、より良い関係性も構築されます。
実際に、不動産仲介の営業から不動産エージェントに転職した人の多くが、「ノルマが頭をよぎることがなくなり、クライアントとより良い関係が築けるようになった」といいます。

②会社の顧客になるか、自分や仲間の顧客になるか

不動産エージェントは、ヒトとヒトの繋がりを大切にします。
もちろん、不動産仲介会社の営業担当の方も、対個人との関係を大切にし、その先のビジネスへとつなげていく方も多くいらっしゃいますが、仲介会社の場合、営業担当個人のリストではなく、会社としての顧客リストとなってしまうことから、どうしても個人の関係性の意識が薄くなってしまいます。実際に自分が、新しい街で不動産を探す場合、以前使ったことのある不動産会社ではなく、新しい街の不動産会社を利用することがほとんどではないでしょうか?
それに対し、不動産エージェントは、個人で不動産仲介のビジネスを行います
そのため、不動産エージェントはクライアントに満足してもらえるように努力します。

しかし、店舗型・会社で広告費を使って集客をしている不動産仲介会社の営業マンと違い、顧客を見つける事にとても苦労をします。どうやって顧客を見つけるのか、創意工夫が不動産エージェントの営業の肝になってきます。
顧客を紹介し合う仲間を作ったり、自らのSNSで集客をしたり、前職の経験を活かしたり、様々な切り口で顧客を探し、長く付き合っていくよう努力をしていくことになります。

③報酬形態

不動産仲介会社の営業マンは、集客を会社に依存している事になるので、仲介報酬に対する取り分はかなり低く設定されていることがほとんどです。一般的な不動産仲介会社の営業の場合、コミッション型(出来高制)であったとしても、仲介報酬に対して、多くても10%程度の報酬となっているのに対し、不動産エージェントの場合、オフィスとの契約内容によっては80%の報酬を得ることができます。

④勤務形態

不動産仲介会社の営業は毎月ノルマが設定され、勤務時間に勤務をすることが必要となります。
それに対して、不動産エージェントは基本的に自分が動きたいように動くことができます。
半年だけ仕事をしてその年の収入を稼いでしまい、残りの半年は自由にやりたいことをやるといったことも可能です。

アメリカで大きく成長した不動産エージェントのフランチャイズである「RE/MAX」は創業当時の頃、多くの主婦が活躍しました。家庭の仕事と両立をしながら、クライアントを探し物件を紹介し、契約を行うという、ダブルワークを見事にこなしていたのです。

士業を行いながら副業として不動産エージェントをする人、飲食店をしながらお客さんを相手に不動産の紹介をする人など、自分の生活の中に不動産エージェントとしての仕事を組み込んで生活を豊かにしていった人がたくさんいます。

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不動産エージェントに転職する

7. 不動産仲介会社から不動産エージェントに転職する

現在、不動産仲介会社に勤めている方の中には、不動産エージェントに転職を考えられる方も増えています。
未経験の場合に比べ、不動産知識を豊富に持っており、周辺地域の情報を得ている方は、特に不動産エージェントとして活躍できる可能性が高いと言えるでしょう。
働き方は変わりますが、「不動産を仲介する」という仕事は変わらないからです。
不動産エージェントに転職することで、これまでと変わらない働き方で、収入を大きく増やせる方も珍しくありません。
不動産仲介会社から転職をする際には、あらかじめお客さんとなる可能性がある人を集めておくのも一つの手です。
一件でも取引案件があればすぐに収益化に繋がるため、転職をする前に知人や関係者に声をかけて、案件を確保しておくことをおすすめします。
メリット

8.不動産エージェントのメリット

不動産エージェントになるメリットは大きく5つ挙げられます。

① 時間や業務に関する自由度が高い
② 生活とのバランスがとりやすい
③ 余計な費用が少なく、始めやすい
④ 社内の人間関係のようなしがらみがない
⑤ 自分の考えた方法で事業を行うことができる


上記の5点に総じて言えるのは、「不動産エージェントは自由度が高い」ということでしょう。
不動産エージェントとして働くことは、勤務形態、時間、働き、人間関係など、多くの事において自由度が高く、ワークライフバランスを大切にしたいと考える人にとっては大きなメリットがあります。
実際に、不動産エージェントとして働く方に、この働き方を選んだ理由をヒアリングすると、「自由な働き方や自己実現」ができることが、最大のメリットであるという意見が多く聞かれました。
その他にも、大きなメリットの一点として、「不動産の知識を深く知ることができる」という点が挙げられます。
不動産エージェントは買いから売りまでのすべての流れを自分でコントロールしていくことになり、不動産を買いたい人の細かい条件やニーズ、周辺地域の不動産市況の実態、不動産取引に関するノウハウなど、不動産を取り扱っていく上で必ず必要になる要素を実践をしながら身につけることができます。
デメリット

9.不動産エージェントのデメリット

反対にデメリットとしては「いつ収入を安定させることができるかわからない。良くも悪くも自分ひとりで切り拓かないといけない」ということにあります。通常、就職した場合には固定給があり、最低限の生活を行うための収入がある状態で仕事をすることができますが、不動産エージェントは自分で仕事を探し、不動産取引の契約を成約させなければ自分に収入が入ることはありません。そのため、不動産エージェントに入ってから半年くらいは収入が上がらないといったこともあります。
もちろん、早い人であれば3ヶ月以内には収益が上がりはじめ、1年後には1回の取引で200万円ほどの報酬を受け取っているようなケースもあります。しかし、良くも悪くも自分で開拓をしなければいけないというがあり、どのように進めていくかを具体的に思い描けていない場合は、なかなか軌道に乗らない可能性もあります。
活躍は難しいか

10.不動産エージェントとして活躍することは難しいのか?

不動産エージェントという職業は、日本ではまだまだ黎明期ですが、すでに不動産エージェントとして活躍し、年間2,000万円以上の収入を得ている人もおり、導入期である現段階に参入することによって、多くの利益を得る可能性を秘めています。
一方で、「不動産エージェントは日本では受け入れられない」とか、「不動産エージェントで成功するのは難しい」といった情報を目にすることもあります。
大きな理由としては、下記のことが挙げられます。

 ① 集客の方法がわからない/集客が難しい
 ② ポータルサイトが強すぎる
 ③ 店舗型に比べ、信頼性の獲得が難しい

① 集客の方法がわからない/集客が難しい

不動産エージェントは報酬率が高かったとしても、売主を見つけたり、買主を見つけたりすることができなければ、報酬を得ることができません。しかし、未体験の人にとっては、何を行えばよいかわからないでしょう。
これは日本に限ったことではありませんが、日本人は特に不動産売買自体に関わることが少なく、経験値が無いため、よりハードルが高く感じてしまいます。さらに、不動産の売買情報が持ち込まれるのは、大手不動産仲介会社であったり、街の不動産であったりと店舗を持っているケースが多く、個人で店舗も持たず動くエージェントにとって不動産売買の仲介案件を獲得することが難しいといえます。

売り情報が一般の不動産仲介会社に取られている状態となってしまうことを前提に考えると、実際には買い側を探して来る(客付けといいます)形になりますが、客付けをしようにも、なかなか周りに「今家がほしい」「今土地がほしい」といった状況にある人が都合よくいるわけではなく、契約に結びつけることが難しいといった状況になることが想定されます。

ポイント!
集客は難しいといえますが、不動産エージェントとして取引を実際に行っている人は、ごく一般的な主婦の方や、営業をやってきたことがない方もいます。では、なぜこの人達が集客を行えているのか?というと、積極的に身内や友人、今までのビジネス関係者へと相談されるよう働きかけを行ったり、ネットワークを広げるために交流会などに行き関係を築いています。
そして、一度取引がするとその取引を行ったクライアントから
「これからもこの人に任せたい」「この人に任せてよかった」
と良好な関係が生まれ新たな出会いに繋がっていきます。
これは、一般的な不動産仲介会社との違いとして、取引を行うお客さんがエージェントのことを「会社」として捉えるのではなく、「個人」として捉えてくれるからです。
もちろんREMAXでは、本部やオフィスでのサポートや研修、オフィスの垣根を越えてエージェント間での情報共有が盛んにおこなわれているので、不安なこともどんどん相談できます。

② ポータルサイトが強すぎる

不動産を買いたい人が不動産を探す方法として、現在はat homeやsuumoなどの不動産ポータルサイトが中心となってしまっていることが集客面への不安につながっています。
欲しい物件や借りたい物件をお客さん自身で見つけてしまえる環境が整ってしまっているため、誰かに相談するという状況が少なくなってしまい、結果、不動産を探す際に不動産エージェントを活用するメリットがなくなってしまっていることが考えられます。

ポイント!
ポータルサイトを利用することで、物件情報を得ることができ、良い物件に出会うことができる可能性は高くなります。しかし、自分で探せるとはいえ、お客さんが不動産の情報を正確に選定できるかというと、そうではありません。
実際に、ご自分でも家を引っ越す際に、友人やその地域に詳しそうな人に相談をしに行き、どのあたりの駅が良いかや住環境が良いかなどを聞きに行ったという経験は無いでしょうか?
不動産エージェントになるためには、この際に相談される人物になることが重要な点となります。
そのためには、不動産の知識をしっかりと身につけることと、周辺地域の不動産情報や住環境などの情報を調べ、蓄積しておくことが重要となります。
また、情報を蓄積していく中で、選定するための条件や、細かい情報の聞き出しなども一般の人よりは確実に深くなっていきます。これは、一般の人ではポータルサイト上ではできないことであり、相談する理由の一つともなります。
知識やノウハウをしっかりと吸収ができるような、研修体制の整ったフランチャイザーやオフィスに所属することが、不動産エージェントになる上で重要なポイントです。

③店舗型に比べ、信頼性の獲得が難しい

日本では主として、会社を仲介会社として不動産売買が行われてきたこともあり、個人で店舗も持たない不動産エージェントは、従来の不動産取引の形態よりも信頼性が落ちるように思われます。
確かにどこの誰とも知らない人に不動産取引を任せるのは、売買の場合ハードルは高いように思います。

そのため、個人の不動産エージェントは、信頼性を獲得することが難しいと言われています。
しかし、不動産エージェントは不動産仲介会社と比べ、0から100までのことを一人で責任を持って仕事を進めていくことが必要となるため、不動産取引の知識、取引を行う周辺地域の情報などを一般的な不動産仲介会社の営業よりも深く理解する傾向があります。また、知識面のみならず、お客さんとの関係性も深くなる傾向があり、一度取引を行って繋がりができると、次回の取引や紹介を引き起こしやすくなります。


ポイント!
信頼性を獲得するには、この人に任せたいと思わせることが必要となります。
不動産エージェントが対応するクライアントは生活や仕事の中で関係を築いてきている人がほとんどであり、はじめから関係性がある程度ある状態となるので、不動産仲介会社の営業よりも信頼性が高い状況となります。
ここで重要なことは、そのような関わりのある人たちに対して、不動産のことで相談されたや不動産の話題になったときにすぐに返答できるようになっておくことです!
先程もお話をしておりますが、不動産の知識や周辺地域の情報を知っていることは最低条件です。
不動産の知識や周辺地域の情報を得る最短コースは、不動産エージェントを募集している会社に教えてもらうことです。ですからエージェントを募集しているフランチャイザーの研修体制やサポート体制を必ず確認しましょう。
場所によっては、経験者を中心に集めており、研修やサポート体制があまり整っていない会社もありますし、OJTな制度や勉強会などをしっかりと行っている会社もあります。面談に行った際に必ず確認しておきましょう。

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向いている人

11.不動産エージェントに向いている人

 ・不動産に関わらず人から相談をされたことがある人
 ・人との関わりを持つことが好きな人
 ・人のためになにか役に立てることがあるか考え、行動できる人
不動産エージェントに向いている人の特徴は下記の通りです。

人から相談されたことがある人

不動産エージェントとして、一番重要なことは、友達や知り合いから不動産のことについて相談をされることです。相談をされる人は、相手から信頼を獲得することができる人だからです。信頼をされることが不動産エージェントの仕事を成功させる上での第一歩ですので、どんなことでもいいので、相談をされたことがある人は不動産エージェントに向いていると言えます。

人との関わりを持つことが好きな人

信頼を得ながら、紹介をしてもらい、どんどんネットワークを広げていくという方もいますが、その他にも、積極的に今まで会ったことがない人と出会う場に出向き、関わりを作り、不動産仲介の仕事を獲得している人もいます。
積極的に人に会うきっかけを作ることで、信頼も生まれやすくなりますし、相談を受けることも多くなります。
今はSNSやウェブサイトなどを有効に使い、きっかけを作り、新たな関係性を築いていくことが行いやすくなりました。
多くの人に会い、関わりを作っていくことができる人は、不動産エージェントに向いているといえます。

人のために役に立てることがあるか考え、行動できる人

人のためになにか役に立てることがあるか考え、行動できるということは不動産エージェントにとってとても重要な心構えです。
誰か身近な人が悩んでいた時、手伝ってあげたり声をかけてあげることができる人は、信頼を得ることができ、相談されることが多くなります。
不動産エージェントの仕事も、不動産を探すことに困っている人のお手伝いをするという仕事です。人のために役に立とうとすることの延長線上に、その人の不動産のお手伝いがあると考えることができます。
ライフスタイル

12.不動産エージェントのライフスタイル

不動産エージェントになったとしたら、どのようなライフスタイルになるでしょうか。
一口に不動産エージェントになるといっても、人によってそのライフスタイルは変わってきます。
ここでは、ライフスタイルの例を3つお伝えしたいと思います。

パターン1:副業として取り組むパターン

未経験者として副業で取り組み始めた方のパターンをお伝えします。
副業として未経験で始めたAさんがまず行ったことは、周辺地域の不動産の情報を徹底的にREINS(不動産仲介会社が実際に使用している不動産情報を一元化するシステムで)を調べることと、先輩エージェントについて周り、不動産仲介のノウハウを習得することでした。
先述のようにまずは不動産取引の知識と不動産情報を獲得することで、お客さんとのやり取りに不備が生じないことを徹底して行ったのです。
このときは直接お客さんと合うことも少なく、本業を中心として動くことができ、平日の夜と休日とをうまく使って、徹底して不動産エージェントとしての基礎を作ることを目的として1ヶ月活動をしていました。
次に起こした行動は、知り合いの関係から得たオープンハウスに協力し、オープンハウスに来たお客さんとの関係性を作ることでした。オープンハウスには家を買いたいという希望を持った人がたくさん訪れます。つまり、買主を探すのに非常に適した場所と言えます。
土日の時間をここに使い、オープンハウスで得られたお客さんを元に取引を成功させることができました。
このように不動産エージェントの仕事は平日の夜に行う情報収集や知り合いをベースとした関係づくりと、土日に行う内覧や商談、契約などでも行うことが可能です。通常の副業では、労働時間に対し収入が支払われることになりますが、不動産エージェントの場合、時間ではなく成果に対し報酬が支払われるため、通常の副業よりも時間の使い方次第で大きな成果を得ることができます。
実際にこちらのエージェントは副業で年間300万円以上の収入を得ることができています。

パターン2:不動産関連の会社から本業としてエージェントになった人の場合

こちらの方は、不動産関連の会社(住宅メーカー)で得られた知識を元に、その仕事の中で必要とされている役割を埋めることができると考え、エージェント業への転身を決めました。このように、エージェントになることを決める際に、すでに、どんな形でエージェント業をこなしていくのかの構想を描いているという方もいらっしゃいます。
このような方は、スタートダッシュが非常に早く、効率的に働かれていることが特徴です。
この方は、通常のサラリーマンとしての働き方と同様の働き方をしていますが、家族のイベントや、友人などとのイベントに積極的に参加するために休みを作ることや、ご自分で新しい事業を作るということも始めることに時間を使い、その間はエージェント業のペースを落とすということもされています。エージェントをされている方のほとんどは、仕事をとても楽しそうに行っています。それは、会社に仕事やらされているわけではなく、自分で好んで不動産エージェント業を行っているからです。

パターン3:主婦として子供を育てながら働く場合

こちらの方は、結婚してから主婦として働き、子供が学校に行き始める段階になり、また社会の中に入って仕事をしたいという思いから、不動産エージェントになることを決意されました。
子供が学校に行くことでできた夕方までの時間に仕事をすることができる様になり、その時間を不動産エージェント業に費やし、帰ってから主婦業を行うというライフスタイルを築きました。
とても大変な選択肢ではありますが、精力的に働くことで社会とのつながりを作り、不動産エージェント仲間や、主婦仲間、お客さんたちと関係性を作ることで、楽しんで仕事をしながら、年間数百万の収入を得ることに成功しました。普通のパートでは得られない収入と望んでいた社会とのつながりを得られました。
仕事と生活のバランスを取ることは仕事を始めた当時はとても難しく、葛藤もあったとのことですが、それを糧に更に発展し、より多くの収入を得られるようになっています。
こちらの3者に共通する点は、どの方も自分の時間を大切にされていることです。もちろん、通常の仕事と同様に多額の報酬を得るためにバリバリと働かれている方もいらっしゃいますが、そういう方の中には年間1000万円以上得られている方が多数いらっしゃいます。
ここで重要なのは、不動産エージェントで働くことは、その人がどのような働き方をしたいかによって、調整でき、自身の生涯の仕事にすることができるということです。不動産仲介業は年齢によって左右されることなく、70歳を超えても働き、報酬を得ることができる仕事です。不動産エージェントになることは自分のライフスタイルに合わせて、長く仕事をしていくための手段と言えます。

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不動産エージェントにnなるには

13.不動産エージェントになるには?

現在、不動産エージェントとして活躍している人は、不動産エージェント会社に業務委託をされて働いている方がほとんどです。
不動産エージェント会社(フランチャイザー)とは、「RE/MAX(リマックス)」や「ケラーウィリアムス」「TERASS」などの会社です。

このようなフランチャイザーが、不動産エージェントとなる人を集め、彼らの営業や宅建業務などをサポートすることで、自由度が高く、営業行為に集中できる環境を提供しています。
不動産エージェント会社から業務委託を受ける場合、宅建免許を持っていなくても、不動産エージェントとして働くことができるのも大きなメリットです。
(宅建免許が必要な作業は、不動産エージェント会社が代行し
てくれるからです。)
私たち「RE/MAX GOOD.」もRE/MAXのフランチャイズ加盟店で世界最大級の不動産エージェントネットショップの一員となっています。
不動産エージェントを始めるにあたっては、独立開業することを選択肢に入れる方も多いと思いますが、実際には、不動産エージェント会社に所属する方が大半になります。

その最大の理由としては、独立開業に伴うコストと労力の大きさがあります。
不動産仲介会社を自分で作り、独立をする場合は、会社を設立し、宅建業者として登録をすることが必要となります。
会社を設立するため、事務所を契約したり、宅建業者登録をしたり、税務、経理などの事務的なものの対応をするなど、多くの作業が付随してきます。そのため、不動産エージェントに比べて、業務が多くなり、初期投資に必要な金額も大きくなってしまいます。
その代わりに仲介手数料を100%自社の取り分とすることができます。
不動産エージェントでは歩合が高いとはいえ、所属するための費用が必要なところもあれば、歩合の割合が80%程度と、全てを自分のものにできないからです。(ただし、その分事務所費用や、事務員などの必要経費はかかりません。)
不動産事業者として独立することに向いている人は、1人ではなく会社として事業を拡大し、大きな利益を生みたいと考え、管理能力があり、事業の展開が創造できる人といえます。
不動産エージェントであれば、自分の裁量の範囲内の仕事を行い、生活とのバランスを取りながら事業を行うことができますが、独立して大きく展開することと比較すると得られる収益は大きく違うものになるかと思います。
以上、不動産エージェントについて簡単に説明致しました。
​もっと詳しく知りたい方、疑問点を聞きたい方。どんな小さな事でもお気軽にお問い合わせください。

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