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#711 そこに介在する意味があるのか

  • 執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
    RE/MAX GOOD.
  • 3月30日
  • 読了時間: 3分

こんにちは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。


最近、不動産エージェントへの応募や問い合わせをいただく機会が増えています。

しかし、面談や問い合わせで質問を耳にするたび、深い違和感を覚えます。


顧客の自己開拓はしたくない。集客は会社に任せたい。 内見などの現地対応は代行してほしい。 未経験なので、契約書類の作成はすべて丸投げしたい。 できればフルリモート、オンラインだけで完結させたい。


これらを聞くたび、私は喉元まで出かかる言葉を飲み込みます。

「はて。だとしたら、あなたがこの取引に介在する意味は、一体どこにあるのでしょうか?」

もし、単に物件の情報を右から左へ流し、定型の書類を整えるだけが仕事だと思っているのなら、それは大きな間違いです。そんな「作業」だけなら、これからの時代、AIや優れたシステムがもっと安く、正確にやってくれる。

私たちが不動産エージェントとして報酬をいただく根拠。それは、お客様が抱える不安、言葉にならない悩み、そしてその先の人生に泥臭く介入することにあります。

自らの足でお客様のために最適な出口を探し出すこと。現地行って、その土地の空気や、写真には写らないメリットやリスクを肌で感じること。文章の重みを噛み締めながら、お客様の権利を守るための書類を自ら作成すること。このプロセスの一つひとつに、エージェントとしての魂が宿るのです。

エージェントという働き方は、確かに自由です。

しかし、その自由は責任を引き受けることと引き換えに手に入るものです。集客もしない、現場にも行かない、事務作業もしない。でも報酬だけは欲しい。それはビジネスではなく、ただの甘えではないでしょうか。

不動産は、お客様の人生において最大級の買い物です。その重みを知る人間が、最初から「オンライン完結で楽をしたい」と考えているのだとしたら、その先にいるお客様の顔が見えているのかと問いたくなります。お客様は、エージェントの効率のために高い仲介手数料を払うのではありません。その誠実さと覚悟に対して、対価を支払ってくださるのです。


今の不動産業界は、エージェントの質が厳しく問われる淘汰の時代に入っています。私が共に歩みたいのは、器用に立ち回る副業家ではありません。未経験であっても、真剣に学び、お客様のために汗をかき、自分の介在価値を自らの行動で証明しようとする本気の人です。


「佐藤さんだから頼みたい」


そう言っていただける喜びは、決して代行や効率化の先にはありません。あなたは、お客様の前に立つ覚悟がありますか。私は、そんな問いに真っ直ぐ頷ける仲間と、このおせっかいな仕事を極めていきたいと思っています。

 
 
 

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