top of page

#699 忘れられないひと言

執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
RE/MAX GOOD.
3月18日
読了時間: 2分

こんばんは。RE/MAX GOOD.の佐藤です。


数年前、耳を突き刺すようなお叱りを受けたことがあります。

「もうあなた達には頼まない! あの人なんなの?」

それまで私が直接担当し、良好な関係を築けていたお客様でした。 当時、新しく加盟したエージェントがおり、意欲的な姿勢に期待して、私は彼にそのお客様を任せることにしました。彼なら、私とはまた違う熱量で、お客様を幸せにしてくれるだろう。そう信じて繋いだご縁でした。

しかし、それが大きな間違いでした。 度重なる不手際、配慮に欠ける言動など。 大切なお客様への「ご無礼」が続き結局、そのお客様は私たちの元を去ってしまいました。

あの時の申し訳なさは、今思い出しても胸が締め付けられます。


不動産業は、お客様の人生の大きな岐路に立ち会い、その先の暮らしを左右する仕事です。決して、生半可な気持ちや「やる気」という表面的な言葉だけで務まるものではありません。この件で痛感したのは、本人の自覚のなさはもちろんですが、それをサポートしきれず、適正を見極められなかった所属会社の責任の重さです。


それからというもの「誰でもいいからエージェントを増やせばいい」という考えは、私にはありません。 どれだけ意欲があろうとも、お客様の人生を背負う覚悟がない人間とは、一緒に仕事はできない。あの失敗は、私の中にそんな厳しい「基準」を刻み込みました。


しかし、驚くべきことに、物語には続きがあります。

一度は離れてしまったそのお客様と、今、再び交流が戻っています。 あんなに厳しく叱ってくださった方が、再び私を信じて、物件探しのご相談を寄せてくださるようになったのです。

一度失った信頼を取り戻すことがどれほど困難か、身に染みて分かっているからこそ、この再会には震えるような感謝を感じています。


「今度こそ、必ずお応えしてみせる」

過去の失敗を教訓にあのお客様に「やっぱり佐藤に頼んで良かった」と心から笑っていただけるように私は逃げずに向き合い続けます。

 
 
 

最新記事

すべて表示
#904 大変さとは

おはようございます! RE/MAX GOOD.の佐藤です。 かつての職人仲間から、ふとした時にこんな言葉をかけられることがあります。 「佐藤さんは、不動産屋になって楽して儲かってんだろ?」 冗談混じりだったとしても、正直なところ、かなり胸に刺さりますし凹みます。 20年以上現場で泥まみれて育ってきた私だからこそ、職人たちの気持ちは痛いほど分かります。真夏の炎天下や真冬の凍える現場で体を張って汗を流

 
 
 
#903 目の前の仕事と向き合う

おはようございます! RE/MAX GOOD.の佐藤です。 先日、大きな成果を出されている素晴らしい経営者の方を物件にご案内する機会がありました。その方の視野の広さや決断力、ビジネスのスケールの大きさを間近で感じ、「自分はまだまだだな…」と正直かなり凹んでしまいました。 「人と比べても意味がない」と頭では分かっていても、ふとした瞬間に「自分はこのままでいいのだろうか」と焦りや不安が込み上げてくるこ

 
 
 
#902 「ぜひウチへ」とは言わない

おはようございます! RE/MAX GOOD.の佐藤です。 先日、RE/MAXのエージェント面談をさせていただきました。 お相手は、いくつか他の事務所の面談も回られている方。 お人柄もこれまでのキャリアも本当に素晴らしく、どこへ行っても「ぜひウチに来てください!」と大歓迎されるようでした。 ですが、私はそういうお誘いの言葉はあえて言わないようにしています。 面談の中で、その方がどんな想いでエージェ

 
 
 

コメント


bottom of page