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#652 不器用

執筆者の写真: RE/MAX GOOD.
RE/MAX GOOD.
1月26日
読了時間: 2分

こんばんは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。


「佐藤さんは、あまり営業マンっぽくないですね」

時折、お客様からそんな風に言われることがあります。 世間一般でイメージされるような、立て板に水で流れるように喋るのがどうしてもできません。


昔から、自分を飾る言葉を探すのが、少し苦手でした。

私は長い間、ずっと現場で泥にまみれてきました。 真夏の日差しに焼かれ、冬の凍てつく風に吹かれながら、一軒の家がどのように立ち上がっていくのか。その一番大切な「基礎」が作られるプロセスを、ずっとこの手で造ってきました。


基礎は、家が完成してしまえば、誰の目にも触れることはありません。 けれど、そこが疎かになれば、どんなに豪華な設備を整えても、その家が人を守ることはできない。現場という嘘のつけない場所で、私はその厳しさと大切さを教わりました。

だからこそ、不動産という大きな買い物をお手伝いする立場になった今、私は綺麗ごとばかりを並べてお客様を納得させたくないのです。


「ここが良いですよ」と耳当たりの良いことだけを伝えるのは簡単です。 でも、その言葉に、現場を知る人間としての「責任」が乗っているか。 数十年後、その家で暮らすご家族の足元が、本当に守られているか。

そんなことを考えてしまうから、私の言葉はいつも不器用で、派手さもないと思います。


でも、それでいいと思っています。


派手なアピールはできなくても、現場を知る人間として。 お客様の暮らしを足元から守ること、それだけは誠実に、愚直にやり抜きたい。


今日、現地調査で訪れた古いアパートに、懐かしい格子ガラス戸がありました。 何十年も大切にされてきたその佇まいを見て、ふと思いました。 丁寧な仕事は、必ず時代を超えて誰かの心に届くのだと。


私も、そんな仕事を積み重ねていきたい。 「この人に頼んでよかった」と、いつか静かに思っていただけるような、そんな存在でありたいと願っています。

 
 
 

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