#370 声に言葉に
- RE/MAX GOOD.
- 4月21日
- 読了時間: 2分

こんばんは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。
本日も壁打ちをしました。とはいえ、正確に言えば、今回は「壁打ち」という言葉では収まりきらないような深い対話になりました。話を進めていくうちに、その方自身のマインドやモチベーションに問題があるわけではなく、むしろ所属している組織に根本的な課題があることが見えてきたのです。個人がどれだけ前向きに取り組もうとしても、環境そのものが足を引っ張ってしまう。そんな構造が、静かに、しかし確実にその人の行動を制限していました。
とはいえ、組織に所属して働く以上、「組織のせいにする」だけでは前に進めません。もちろん、環境の改善が必要なのは間違いありませんが、それと同時に「今、自分に何ができるか」「どう動けば少しでも流れを変えられるか」という視点を持つことも大切です。今回の対話では、まさにその部分に光が当たり、相手の中に新しい気づきが生まれたように感じました。
自分ひとりでは気づけないことも、人と話すことでふと見えてくることがあります。今回のようなケースでは、課題の本質を言語化するだけでも、大きな一歩になります。なぜなら、問題の所在がはっきりすればするほど、自分の立ち位置や選択肢がクリアになるからです。その上で、自分の影響力の範囲を知り、小さな行動を積み重ねる。そうした積み重ねが、やがて周囲を動かす力にもなっていくのだと思います。
私はいつも、壁打ちの時間を「正解を教える場」ではなく、「相手が自分の中の答えに気づくための場」にしたいと考えています。今回も、そんな時間になっていること祈りつつ活躍を期待しています。
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