#333 言葉の選択
- RE/MAX GOOD.
- 3月15日
- 読了時間: 2分

こんばんは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。
お客様と会話を重ねていく中で、信頼関係が築かれてくると、こちらの意見を求められることが増えてきます。不動産という大きな決断を伴う業界では、正直な意見を伝えることが大切です。しかし、その伝え方次第で相手の受け取り方が大きく変わるため、言葉の選択には細心の注意を払う必要があると感じます。
本音を伝えることは誠実な対応の一環ですが、ストレートすぎる表現が時に相手を不安にさせたり、誤解を生んでしまうこともあります。そのため、伝えるべき内容を考えた上で、どのような表現が適切なのかを慎重に判断することが求められますね。特に、不動産に関する相談では、お客様は大きな決断を控えているため、不安や迷いを抱えていることが多いです。その気持ちを汲み取りながら、安心感を与えられるような言葉選びを意識することが大切です。
いいのか悪いのか、長く職人として働いてきたので真っ向勝負な考えが根強いので、率直な意見を言ってしまいがちです。後で振り返ると、凹んだり反省することが多々あります。
「この物件はおすすめできません」と断言するのではなく、「この物件にはこういった課題がありますが、それを踏まえてご検討いただくのが良いかもしれません」と伝えるだけで、相手の受け取り方が変わります。冷静な判断材料を提示しながら、お客様自身が納得して決断できるようにサポートする姿勢が大切だと思いました。
また、言葉の選択は場面によっても異なります。初めてお会いするお客様には、専門用語を避けてわかりやすく説明することが重要ですが、ある程度知識を持っている方には、より具体的な情報を伝えることで信頼を得ることができます。そのため、一人ひとりの状況や価値観を把握し、相手に合った言葉を選ぶことが求められます。
とはいえ、慎重になりすぎるあまり、本音を伝えられないのも問題です。お客様の利益を第一に考え、必要なことはしっかりと伝える姿勢を持つことが、信頼関係を築く上で欠かせません。そのバランスを見極めることが難しく、時には自分の言葉が適切だったのかと後から振り返ってひやひやすることもあります。しかし、その経験を重ねることで、より適切な伝え方が身についていくのではないかと感じています。
最終的には、どのような言葉を選ぶか以上に、お客様に対する誠実な姿勢が伝わることが重要です。表現を工夫しながらも、本音と誠意を持って向き合うことで、お客様との信頼関係はより深まっていくのではないかと思います。
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