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執筆者の写真RE/MAX GOOD.

#224 噛み合わない歯車



こんばんは。RE/MAXGOOD.の佐藤です。

日常生活の中で、「なんだか噛み合わないな」と感じる瞬間ってありませんか?

たとえば、職場での上司や同僚とのコミュニケーション、家族や友人との会話、またはチームでの共同作業――どれも頑張ってみても、どこかちぐはぐな感覚が残る。自分では一生懸命やっているのに、思い通りに進まないもどかしさ。


そんなとき、私たちはつい「どうにかしなければ」と考えます。関係を修復しようと努力したり、もっと相手に合わせようと自分を変えたり。でも、そうやって無理を重ねるたびに、気づかないうちに心に負荷がかかっていることもあるのです。


噛み合わない歯車を無理に合わせようとすると、どうなるでしょうか?歯車が本来のサイズや形状に合わないまま動かされれば、摩擦が生じ、やがて破損します。それは時計や機械だけの話ではなく、私たちの関係や環境にも当てはまります。

無理に自分を変えて相手に合わせ続ければ、いつか心のどこかが軋み始めます。逆に、相手に過剰な期待を押し付ければ、相手のほうが苦しくなってしまうかもしれません。どちらにしても、その関係は長続きしないでしょう。

では、どうすればいいのでしょう?私が最近感じたのは、「噛み合わないことを認める」というシンプルな解決策です。


「噛み合わない」という事実を受け入れるのは、簡単なことではありません。

今までは「努力が足りないのでは?」といった考えが頭をよぎりました。

でも、一歩引いてみると、すべてを噛み合わせようとすること自体が、無理な話なのかもしれないと思うのです。

たとえば、すべての人が同じ価値観や目標を持つわけではありません。それどころか、違う歯車があって初めて新しい仕組みが動くことだってあります。だから、すべてを無理に一致させようとするのではなく、「この歯車とは別の方法で動いたほうがいいかも」と考える余裕を持つことが大切だと思います。


噛み合わない歯車があるとき、私たちには選択肢があります。ひとつは、別の歯車を探すこと。もうひとつは、噛み合わないままでも回せる仕組みを考えること。

たとえば、職場での関係がうまくいかないとき、無理にその人と仲良くしようとするよりも、自分に合ったチームやプロジェクトを見つけるほうが健全かもしれません。友人関係でも、距離をとることでお互いを尊重できる場合があります。

また、「噛み合わないこと」そのものが新しい発見のきっかけになることもあります。違う価値観やリズムを持つ相手と接することで、自分がこれまで気づかなかった視点を知ることができるのです。


最初からすべてが完璧に噛み合う歯車なんて、きっと存在しません。それぞれ形もサイズも違うからこそ、試行錯誤を重ねて新しい動きを生み出すことができるのです。そして、どうしても噛み合わない歯車に出会ったとき、その違いを尊重しながら新しい方向を模索することが、私たちの成長につながるのではないでしょうか。

無理に合わせる必要はありません。むしろ、自然な形で動ける仕組みを作るほうが、長い目で見て自分を楽にしてくれるはずです。


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