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執筆者の写真RE/MAX GOOD.

#210 返ってきている




最近、周りの人たちから思いがけない助けをもらう機会が増えました。助けられるたびに「ありがたいなあ」と感じつつ、先日ここで「情けは人の為ならず」という記事を書いたあとふと気づいたんです。「もしかして、これまで自分がしてきたことが、こんな形で返ってきているのかな」と。


自分では特に意識して誰かに情けをかけてきたつもりはありませんでした。でも、考えてみると、日々のちょっとした配慮や親切心が、知らないうちに巡り巡って、今の自分の力になってくれているのかもしれません。まさに「情けは人の為ならず」ですね。


私たちがよく聞く「情けは人の為ならず」という言葉。一般的に、この言葉は「情けをかけることで相手を甘やかしてしまう」や、「自分が得することはない」というように解釈されがちです。しかし、実際のところ、この言葉にはもっと深い意味が込められています。


本来の意味は、「人に情けをかけることは、その人だけのためではなく、自分自身にとってもプラスになる」ということ。どんな小さな親切や思いやりも、必ず自分に返ってくるという、ポジティブな循環を促す言葉なんです。


振り返ると、私が無意識に行ってきた配慮の数々が、どれも特別な大きなことではなくても、日々の中で少しずつ積み重なっていたことに気づきます。たとえば、困っている人にちょっと手を差し伸べたり、笑顔で接すること、声をかけて励ましたりすること。それらの行動が、どこかで誰かに影響を与え、結果として自分に戻ってきているのだと実感しています。


このように、小さな行動が他の人たちに良い影響を与え、それがまた自分に返ってくる。まさに、「情けは人の為ならず」が示す通り、私たちが思いやりを持って接することで、知らないうちに良いエネルギーが巡っていくのです。


最近、実際にその恩恵を受けたと感じる出来事がありました。例えば、仕事で手が足りない時に周囲からサポートを受けたり、困った時に助けてくれる人が現れたり。これらの助けが、まるで私が以前に他の人にしてきた親切が返ってきたかのように思えた瞬間でした。


もちろん、私が誰かに情けをかけたからと言って、必ずしもすぐに見返りが返ってくるわけではありません。情けをかけようと意識しているわけでもありません。

それでも、思いやりを持って接することが、最終的には自分自身にも良い結果をもたらすということを、実感できるようになりました。


結局のところ、「情けは人の為ならず」という言葉が教えてくれるのは、他人に対する優しさや配慮が巡り巡って自分にとっても大きなプラスとなる、ということ。日々の小さな親切が、どんな形で返ってくるか分からないけれど、その積み重ねが自分の人生を豊かにしてくれるのだと思います。


だからこそ、周りの人々に優しさや思いやりを持って接し、その循環を大切にしていきたいと思っています。


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