こんばんは。RE/MAX GOOD.の佐藤です。
この一週間、久しぶりに現場作業が続いておりまして腰の痛い日々が続いております。
今朝は現場でちょっとした怪事件が発生しました。
建築基準法で道路に2メートル接道しない土地には建物を建築することが出来ません。
現在施工中の現場は間口がピッタリ2メートルです(笑)
しかも袋路のため入口付近に引き込み用の私設電柱が立っており、軽自動車を入れるにもちょっと気を遣わないと危ないほど。
2トントラックを差し込むと一度荷台に乗らないと宅内に入ることができないとう狭さ。
間口の両端に境界プレートが貼り付けてあるのですが、片側は古い土間コンクリートについていて、うっかり乗り上げてしまうと外れてしまいかねない状態になっています。
お隣さんもそれを気にされていて、境界プレートのすぐ脇に植木鉢を置いていました。
私たちも毎日その鉢を倒さないよう、もちろん境界プレートを踏まないように細心の注意を払って作業していました。
昨日も耐圧版コンクリート打設工事だったため、たくさんの職人さんやドライバーの人が出入りしていましたが、皆さん気を付けて通行していました。
それが、今朝現場に到着すると鉢が粉々に割れていたのです…
昨日までは割れていなかったはず。。すぐさま現場監督に連絡。
監督さんもリスケして飛んできてくれました。
私が到着する前に他の業者が出入りしていたのですが、その業者からは割ってしまったとの連絡も入っていないそう。とにかく現場には私しかいなかったので
監督さんとお隣さんにお詫びのご挨拶をすると、「気にしないで大丈夫だよ!」
と優しいお言葉をかけてくださりましたが、「境界プレートだけは気をつけてくださいね。」
と念を押されました。
とりあえずは最悪の事態は回避できましたが、一つだけ気になることが…
割れた植木鉢の破片が、集められて境界プレートの上に重ねてあったのです。
もし、通行人や現場関係者以外の人が割ったとしたらそんなことをするだろうか?
私の前に来た業者が?と監督と話したのですが、証拠がない以上は仕方ないし流石に割ったら報告してくるでしょう。と。
確かにそうだと思いました。とても優しい監督さんなので、大岡裁きで解決しようとされましたが、もし関係者がやってしまったとしたら、今回はお隣さんに恵まれたので良かったですが、厳しい方だったら現場中止や大きなトラブルに発展しかねません。
そこで私から、鎌をかけて先に帰った業者の社長にLINEをすることに。誰が来たのか?
鉢があったことを認識していたか?いくつか質問すると、直ぐに着信。
「私が割ってしまいました。。」とあっさり白状(笑)
逃げたわけではなくて、お隣さんへ何度もインターホンで呼び出しのだが応答が無く、次の現場の時間があるため止む無く、名刺とお詫びと交換することのメモをポスティングして立ち去ったらしい。
確かに真摯な対応をしたのは事実ですが、元請けの監督さんに報告をしないのは問題です。
現場は一人、一つの業者だけで簡潔するわけではなくたくさん職人さんたちが力を合わせて作り上げていきます。
ですから、コミュニケーションをしっかり取りながら進めていかなければトラブルの元です。現場に限ったことではありませんね。
どんな組織であっても当たり前の事です。自分ではキチンと対応したから良い。
という判断はとても危険です。
適切な対応か否かもですが、問題がある場合は必ず報告・連絡が重要ですね。
不動産の仕事でも同じです。不動産では大きな額の取引などもありますから、自分の勝手な判断で間違えてしまったら、自分達にもお客様にも多大な損害を与えてしまう可能性があります。
他人任せではなく自分で考えていくことはエージェントして大切なことですが、報告や連絡をしながら誤った方向に進まないように気をつけることも重要な仕事の一つです。
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